お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

お母さん10周年記念企画 あの時の私④

『これ買ってー!!!』床にへばりついて足をバタバタさせて、ギャーギャー喚く子どもがいました。

『まだ帰りたくないー!!!』暗くなっていく公園で、いつまでも駄々をこねてギャーギャー泣いてる子どもがいました。

保育所の先生からお母さんに『今日、お友だちを噛みました。つねりました。叩きました』と報告されてる子どもがいました。

産まれて間もない赤ちゃんの目をつき、踏んで、叩いて、突き飛ばす子どもがいました。

どこの子やねん?

どんな親やねん?

あー、どんな育て方したらそんな子どもになるんやねん?

(T∀T)

全部、うちの子のことです(T∀T)

はい。私が、その子の親です✋

(T∀T)

一生懸命育ててますのや。子育てハウトゥー本を読んで、勉強もしたんや。本に『怒るな』って書いてあるから、それまで声を荒げておこったことなかったし、本に『まず共感をする』って書いてあるから、いつも最初にわが子の気持ち代弁してあげたり、寄り添ったりしてあげたりしてたんや。可愛い、可愛いで育てていますのや。

それなのに。

次女を授かったくらいから、産まれて暫くの間の、長女の赤ちゃん帰りに、本当どうして良いのか分からなくなりました。

大好きだと言った。ぎゅって抱き締めた。まずは長女をフォローしてから次女の世話をした。辛抱強く長女の遊びに付き合った。

それなのに。。。。

長女は全然落ち着かない。

初めのうちは、『赤ちゃん帰りあるあるよー』と見守っていた周りからも、『お寺に入れる?』『病院でみてもらったら?』と心配され始め、旦那からは『あなたが母親と思われていないんだよ。長女にバカにされているんだよ』と言われます。

また『オムツとってあげたら?』という言葉に焦り、こんなタイミングでトイレトレーニングなんぞ始めてしまうから、いよいよますますドツボにはまります。

トイレトレーニングの懺悔はこちらに↓

お母さん10周年記念企画『やらなきゃよかったことシリーズ~』

 

そして、ドツボにはまりまくった私は、やーーーーっと!ここで、真にもがくのです。

覚えてるなぁ。。忘れられないあの暑い日のこと。

いつものように大暴れする長女を4畳半の和室に連れていき、

『何なん?何が嫌なん?ママは、めちゃふうちゃんが大好きなのに、こんな毎日じゃ、嫌いになるよ。ふうちゃんのこと嫌いになりたくない!大好きなんよ!』

と、汗だくだくになって、気付けば涙と鼻水で顔がぐしゃぐしゃになって、私は、ふうちゃんを抱き締めながら、訴えた。

そう、言ったんやない。伝えたんやない。

訴えたのだ。

そしたら、ふうちゃんは、私の目をジーっと見て

『寂しい』

って、言ったんだ。私は、もう、何も言えなくて、ビービービービーギャーギャー大泣きしながら、ふうちゃんにしがみついてた。

今なら手に取るように長女が本当にしてほしかったことが分かる。でも、この時は、必死に分かろうとしていたけど、バカだね。私は、本とネットと周りの顔や声に『ねーねー、どうしたらいいと?』って、答えを委ねてしまっていたんだね。答えは、長女が知ってるし、それを感じれるはずだったのにね。

和室から出てきた私とふうちゃん。

リビングで、パパがニヤニヤしながら

『ドラマチックやね』

と笑いやがったのも、忘れられない(笑)

 

 

 

10件のコメント

この頃は、夢ひろばであまり発信してなかったし、新聞も書いてなかったし、毎月届くお母さん業界新聞に載ってるお母さんたちがあまりにキラキラ輝かしくて、あまりちゃんと読めていない時期でした。でも、お母さん大学に出会って『子どもが先生』っていうのが根幹にあったから、やっと本当に子どもと向きあえたように思います。お母さん大学ばんざーい!

気になる・・・パパの言い草。
母と娘のベクトル方向のずれをずっと感じていたんだろうか・・・って。
母と子のずれは当時者が格闘するしかないって感じていたんだろうか・・・って。
それを当時感じ取っていたとしたら、パパは凄腕パパかもしれない。(笑)

「今なら手に取るように長女がして欲しかったことがわかる」

本当、そうですよね。
今だからわかること。
あの時なんであんなにムキになってたんだろう〜と思うこと。
もがいて悩んで凹んで考えたから見つけた答。
そしてお母さんは成長するんだなぁと思いました。

私は、今、思春期で悩み中です。

思春期~
池田彩さんも悩まされてたし、私も親を悩ましたし(きっと)、
あー、やって来るんだろうなぁ。。ビバ思春期!めでたい思春期!とは、わかっちゃいるけど、ややこしいんだろうなぁ。。。。f(^_^;

パパ……笑
そんなに外側から冷静に見てたんなら、ちょっと教えてくれたら良かったのに……。
でも、盛り上がって(表現が適切でないかな(^^;)しまってる時って、何言われてもお前に何がわかるんじゃい!と思っちゃったりしますもんね。
わたしも息子とガチンコ勝負してる時は、後からダンナに笑われます。

素直に教えを乞うたRENさん。
ちゃんと答えを持ってたふうちゃん。
お母さんだからこそのドラマチックやんね(^ ^)

どきどきしながら読みました!子どもに聞く、そうですよね、それを大変な真っ最中に気づいてえらいです!「笑いやがったお父さん」もおかしいけど、二人の間に入れなくて寂しかったんでしょうねー

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中村泰子
三姉妹のお母さん&サラリーマンしています。パパはモッツアレラチーズ職人で福岡県朝倉市秋月で『ピッツアなかむら』をしています。 好きなものは、ピアノ/野鳥/深海魚/アニメ/日本酒。