ある日の夕方

近所のゲームセンターの駐輪場のところに、
中学生くらいの男の子が、自転車の荷台に座っていた。

時間は18時ころ。
自宅に帰る時間だ。

「どうしたんだろう?」
なんか、気になる。

思い出すのは、昔住んでいたアパートの1階にいた5人家族の
中学生のお兄ちゃん。

やっぱり自転車の荷台に座って、
なにやら神妙な顔をしていたっけ。

「どうしたの?
家、鍵空いてないの?」

って聞くと、

「いや・・・」

と言葉を詰まらせた。
ん~・・・何かあったのかな?
と軽く想像できる。

あまり突っ込まないでおこうと思ったら
彼が
「親と一緒にいたくないんで…」
とボソっと話してくれた。

「そうか~…
でも、わかるよ。
オバチャンもそういうときあったもん。
多分キミのお父さんもお母さんも、
そういう時期があったと思うよ。
みんな一緒だよ」

そんな風にこたえた記憶がある。

彼はへへっと笑って、私が立ち去った後
家に戻った音がした。

そんなお兄ちゃんと、目の前にいる中学生が重なる。
私は彼を知らないけど、早く彼のことを知ってる誰かが
ここに来てくれればいいのに…と思ってしまう。

そして、我が子がもし、こんな場面に遭遇することがあったら
子ども達を知ってる誰かが、声を掛けて欲しいなって思う。

そんな、ある日の夕方でした

 

ABOUTこの記事をかいた人

杉本真美

中2娘、小6息子を持つ、フツーのお母さんです。 <お母さん大学>に入学したのは、息子を出産した頃。 しっかり子育てしなきゃ!の肩肘張った子育てを、180度変えてくれたのが<お母さん業界新聞>・<お母さん大学>でした。 2011年に静岡県に引っ越し、今は静岡版編集長をやらせて頂いています。 13紙の地域版編集長とともに、静岡県内にお母さん業界新聞とお母さんのココロを広めていきたいです。