お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

毎日が宝物

今週はじめ、同居の義母が風邪を引き寝込んだ。

毎朝、私は長男を通学班の集合場所まで送るため(少し遠いので)、
その間は次男を義母に預けているのだが、
それができなくなった。

「はるくん、今日はおばあちゃん病気だから、ひとりで集合場所まで行ってね」

と言うと、とても寂しそうな顔。

「いってきます」
と小さな声で出ていった。

それが2日間続いた。

そして昨日、義母もすっかり良くなり、
次男を預けられるようになったので、

「はるくん、また今日から一緒に行けるよ」

とてもうれしそうな長男。

集合場所までは歩いて3分もかからないけど、
長男にとっては「お母さんを独り占めできる」貴重な時間なのかもしれない。

長男を送って帰宅し、
次男を迎えに義母のところに行くと、

「はるくん喜んでたかね?
やっぱりお母さんと一緒がいいんだね。
さっきも、2人で手を繋いで歩いていく姿見て、
いつまでこういう時間が続くのかな、って思ったよ。
いつか『お母さんついてこなくていいよ』って言われる時が来るから。
その時は泣けちゃうけどね。
それも成長なんだけどね、やっぱり泣けちゃうよ」

義母はそう言って、昔を懐かしんでいた。

今はまだ、子どもたちは私ベッタリ。
もちろん夫にも懐いてるけど、
なにかあると「お母さん」。
そんな生活にウンザリすることもある。
ひとりにさせてくれー!と発狂したくなることもある。

でも、息子3人を育て上げた義母が、
息子たちの幼い頃の話をしては懐かしむのを見る度に、
ああ、いま私は、大きな宝物を受けてる最中なのかもしれない、と思う。

20年後、30年後、
あんなことがあった、こんなこともあった、
と昔を懐かしんで切なくなる日が来るんだ。

今はまだ毎日バタバタで、余裕もなかなか持てなくて、
心身ともにぐったりもするけれど、
宝物をひとつでもたくさん受けられるように、
周りの助けを借りながら、今の時間を大切に過ごしていこうと思う。

4件のコメント

ツミさんありがとうございます。
義母のおかげだなあと思います。
息子達はみな40代になっていますが、
「あの子たちが小さい頃はね」
と話してくれる姿を見てると、
息子達が巣立ってからは、こうしてたくさんの宝物を思い出しながら生きていくんだな、と。
だから今のうちにたくさん貯めておかなきゃも思いました。

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ABOUT US
天野智子
MJプロ/みそまるマスター/お母さん大学岡崎 代表/ 中学1年生と小学1年生の男の子2人の母です。 名古屋市出身、愛知県岡崎市在住。 旧家の農家の跡継ぎ長男の妻として敷地内同居中。 日々試行錯誤しながら、育児に奮闘しています。 育児は難しい!でも幸せ。 その間を行ったりきたり・・・な毎日です。