草履さん、ありがとう

息子たちの心と身体を育ててくれているもの。
それは、我が家の草履。

長男が1歳で歩き始めたときに買ったのは、ファーストシューズ。
でも、2歳になってからは、ずっとずっと草履を買って履かせていた。
気持ちが良いのか、冬でも雨の日でも、更には雪の日でも、年中草履を履いている息子たち。
おかげで、滅多に風邪をひくこともなく、強い身体に育っている。

保育園や学校以外では、帰宅して遊ぶときはずっと履いているので、
すぐにサイズアウトしたり、ボロボロになったりする。
11歳になった長男は、さあ、何代目の草履を履いているだろう。

最近まで長らく履いていた、長男お気に入りの草履。
ついに、こんなになってしまった！！

見事に、親指のところだけ、穴が開いている！！
この草履を履いて、家でキャッチボールや野球をするもんだから、
きっと、ボールを投げたり打ったりするときに、グッと親指に力が入っているんだろうな～。
それにしても、足の使い方が分かる見事な開き方（笑）

次の草履を買っても、長男は、なかなか手離そうとしないこの草履。
愛着があるんだろうな～。

でも、ついにさよならの時が。

我が家では、鉛筆1本にしても、消しゴム１つにしても、
使い終わったものを処分するときには、必ず
「ありがとうございました」と言って、ゴミ箱にさよならすることにしている。

ついに長男は、この草履とのオサラバを決意し、お別れをした。

そして、我が家にやってきた新しい草履。
夫はちゃっかり自分の分まで注文している（笑）

これから、また息子たちの心と身体を育ててくれることだろう。
よろしくね、草履さん。