お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

涙をリクエスト

※チェッ◯ーズではございません。笑

先日、息子の泣き顔の写真を送ってとのお声がけを頂き
スマホのデータを遡って探していた。

改めて振り返ってみると
同じ涙でもそこにはちゃんと
成長の軌跡があることに気付く。

新生児期。
隙あらば泣く。
理由は空腹、眠気、正体不明の不快感など
本能的なものばかり。
この時期はこちらがしてやれることも少なくて
抱っこ、抱っこ、困ったらおっぱい。
おかげで乳腺炎一歩手前までいってしまった。
 

3ヶ月頃まで
お風呂では毎晩大泣き。
視界がハッキリしない中での
恐怖感のようなものらしいが
お陰でお風呂担当のとーちゃんは
いつも落ち込んでいた(今はご機嫌に入ってます)。

7ヶ月頃。
「バナナプリン」という市販の離乳食が
大好きだったため
プリンだと思ってご機嫌にお粥をパクンした後、
甘くなかったショックでギャン泣き!
という、コントのようなムービーが
しっかり残っている。
「嫌い」「まずい」で泣いた
初めての瞬間かもしれない。

好奇心旺盛になった1歳頃からは
“お口で研究中”の物(クッションマットの端っこ、とーちゃんのベルト他)を
かーちゃんに取り上げられて「ぎゃーっ」、
勝手に歩き回って転んで「うわーん」(まぁそうなるよね)、
積み木が上手く積めなくて「びえーん」(知らんがな!)
「悲しい」「悔しい」「びっくり」などの
涙バリエーションがどんどん増えてきた。

印象的だった涙は2ヶ月ほど前。
ご機嫌にEテレ『いないいないばあ』を
見ていたのだが、
うーたんが積み木をガシャンして
泣いてしまうというシーンで突然の号泣。
「偶然?びっくりしたのか?」と
その場ではすぐ忘れたけれど、
全く同じシーンで同じように泣く
という現象が数日間続いた。
確実に「共感」で泣いていると実感できた出来事。

もちろん3日目辺りからは、
そのシーンになる前にカメラ待機!笑
無事、遠方のおじいちゃんおばあちゃんにも
かわいい共感泣きをお披露目できた。
(本来放っておいてもご機嫌なEテレゴールデンタイムに泣かれるのは若干困りものだけど)

そして今日、
お昼に予防接種があった日(接種時はもちろん大泣き)。
お風呂あがりに、自分の足に貼られた
アンパンマンの絆創膏を発見。
急にそれを指さし
接種時と変わらないボリュームで大号泣し始めた。
なだめるのに手こずったものの
「過去の出来事を思い出して泣く」というのは初めてでは?とちょっと感動。
これまでの涙の理由はどれも、
今、目の前で起こったことばかりだったから。

病院関係はトラウマなども気になるから
あまり喜ばしいことではないけれど、
それも含めて
そういう感情の心配をする月齢になったんだなと
なんとも感慨深い気持ちに。

まだ1歳半。されど1歳半。
泣き顔ひとつにもこんなに歴史がある。
どれも、もう見慣れないシーンかもなぁと思うと
「もう一回!」と涙をリクエストしたくなる。

まだ言葉は話せない息子だけど、
彼の目や耳がどんどん世界を知覚し始めていることは見ていれば分かる。
伝える手段が限られる中で
「泣く」というのは、
今の息子にとって
とても大事なコトバなのだろう。

そんなに泣かないでよ〜、と言いたくなる時もあるけど
今しかないこの時、
息子の懸命のコトバに
なるべくじっくり寄り添ってあげたいと思う。

これはたしか「窓を開けたいが届かない」という時の涙

2件のコメント

成長を感じるね‼︎
それにしても涙1つ1つをじっくり観察して、「共感」や「過去の出来事を思い出して泣く」などを分析(?)している蘭さんが素敵♪
1歳過ぎの息子たちにもそんなことがあったかなぁと思い返しても思い出せないのが悔やまれるよ。

素敵な記憶!
思い返すと、じーんとしますね。
当たり前だけど、ひとつひとつの涙にストーリーがあって、ドラマチック。
子育てってその時は必死だけれど、振り返ると宝石箱みたいに宝物でいっぱいですよね。

コメントを残す

ABOUT US
杉本 蘭
2019年、30歳で息子を出産。 京都出身。横浜→東京暮らしを経て、 現在は夫の駐在に帯同しUAEにて子育てライフ満喫中です。