私の普通じゃないビーム

なんとか、無事2日目も見送った。

洗濯物を干しながらも、玄関先の息子にチラチラ目をやる。

「忘れ物ないようにね」。と声を掛ける。

後ふたつ。お決まりの台詞を絶妙なタイミングで言えるかどうかに懸かっている。そう、ドアを開く直前。よし、今だ。

「いってらっしゃい、気を付けてね」。

「行ってきます」。

振り向きもしない息子の後ろ姿を見送った。よし、いつも通りだ。これでよし。

受験生、帰宅しての夕飯はここずっと家族とは別に食べている。昨日はいつもより少し早い夕食を取る息子。時間帯を除けば、いつも通りだ。

そして、まだ起きていた末っ子は、帰宅した兄の横にちょこんとただ座るだけ。ただそれだけのことだけど、母は安堵した。

受験生の兄もきっと、そんな普通を普通にやる末っ子が救いなんだろうなぁと思った。

いつも通りを必死で演じる私の普通じゃないビームをひしひしと感じていたはずだから。

今頃最終科目受けてるね、がんばれ〜!面と向かっては言えないセリフだから、お弁当に入れといたよ。あー面倒くさってきっと思うに違いないけど、応援しているってことを伝えたかったから。

好物のお菓子も作って、帰りを待っとるけんね。

ABOUTこの記事をかいた人

田端真紀

長男21歳を筆頭に二男19歳、長女17歳,二女16歳、三男12歳の5人のワーキングマザーです。