世田谷区が、こんなステッカーの配布を始めたそう。
「泣いてもいいよ」ステッカー。

https://woman.excite.co.jp/welovebaby/setagaya/
スマホや手元の好きなものに貼ることができて、
電車やバス、街角で、
赤ちゃんの泣き声に「いいよ、大丈夫だよ」の意思表示をしておくことで、
お母さんや保護者の心理的負担を軽減できればと、
住みやすい地域づくりの取り組みにしているそう。
しかしそこには賛否両論がもちろんあり、
「ぜひ欲しい」「こんな声が広がってくれると嬉しい」
という声もあれば
「どこまで寛容を求めるの?」
「泣いてもいいけど、泣いたらあやしてね」
「不快で泣いているのに、泣いてもいいよは文言が違う」
など、色々な意見があるそう。
(Yahoo!ニュース参照)
私も考えてみた。
私は車を運転しないので、一人で娘を連れての移動は公共交通機関が基本。
泣いている我が子を、オロオロしながらあやしたり、
好きな絵本を出してみたり、
大きな声を出すので「シー」っと言ったり。
いつも胃がキリキリする。
そこでこのステッカーを見たら、どう思うかな?
「ありがとう」だな。
「じゃあ、泣かせておきますね?」
には、ならないよ。私はね。
きっと、
「どこまで寛容を求めるの?」
「泣いたらあやしてね?」
という意見には、
その人が実際に見た、
眉をひそめるような光景があったからでもあると思う。
子どもが好きじゃないという人もいる。
大きな声が苦手な人もいる。
あまりにも、子連れ世代に優遇がつきすぎるのも
私自身は遠慮する気持ちになる。
それを妬む声が挙がるのも、腹立たしいし。
だけど、
シャイな国民性には、
なかなか合ってるんじゃないかなと思う。
それに、このステッカーで救われる場面が少しでも増えるならいいじゃない。
この言葉を見て
「あぁ、じゃあ平気かな?」
「世田谷区はいいね」
じゃなくて、(他県にも広がってます)
お母さん自身も
世の中に、お母さんを応援しようとする流れがあることを
ポジティブに捉えていく必要があると思う。
電車やバスを利用していると
それはマナー違反じゃないかな…を、正直よく見かける。
ベビーカーで、人混みをかき分けてくる人。
→そこに乗ってるのは荷物じゃなくて、あなたの子どもだよ!
赤ちゃんが泣いていても、スマホでゲームをしている人。
→それにはこのステッカー、無効!
否定的な意見が出ても仕方がない光景が、いくつもある。
お母さんや、乳幼児を連れる人も、
今一度マナーを考えるきっかけに。
世の中が応援してくれるなら、
それに応えたいと私は思う。
子どものために出来たこんなステッカー。
このステッカーが出来る現代を、
もう一度、子ども以外の大人が考えよう。
赤ちゃんが泣くことが
仕方ないのは変わらない。
そんな赤ちゃんが暮らしやすい街は、
大人である私たちが作る。
赤ちゃんを悪者にするのこそ、もういい加減にしてほしい。
ちなみに
「私たちの時代にはなかった。ここまでしなくてもよいのでは」
という電話があったそうですが、時代は変わります。
ヘルプを出せないお母さんが増え続けてる。
そしてきっと、その頃よりもっと事態は根深くなっている。
こんなステッカーいりませんよ!
そう言えるくらいの世の中になったら、
私も「ここまでしなくていいんじゃないの?」そう、世田谷区に言います。