お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

記録によってよみがえる(次女編)

5月から復職していつもより保育園のお迎えが遅くなった。 

門を入ったら園庭で遊んでいた次女が私に気付き満面の笑みで駆け寄ってきた。

「ママ~会いたかったよ~」。と。

仕事も疲れもすべて吹っ飛んでいき、走ってくる次女がスローモーションのように見えた。そして、ひざまずいてムギュをした。とっても嬉しい一言だった。

そう記録されていた、次女が4歳だった5月のある日の出来事。

年長さんの頃、保育園のお散歩の途中歩かないと言ってみたり、団体行動ができないことがたまにあった。兄や姉とすこし違うなぁと違和感があった。小学校でうまくやれるかと心配になり、入学前に校長先生に面談をしてもらった。もしかしたら支援が必要な子かもしれないと伝えた。何か学校で思い当たることがあれば検査も受けるので早めに知らせて欲しいとお願いした。入学して担任もベテランの先生となった。1年間様子を見てもらいながら過ごしたが、学校側からはなんら問題なしと判断された。普通の環境下で過ごすことがこの子にとって生きづらいとしたら、この子らしく過ごせる場所を見つけてあげようとそう思っていた。

そして、今。近くのスーパーで両手に山程買い物袋をぶら下げたご老人を見るなりお手伝いしますよとさっと荷物を持ってあげる、電車では、目の前に来たお年寄りにすぐさま席を譲ってあげる、そんな子に成長した。

つい最近では、休日にお友達と遊びに出掛けていいかと聞いてきたから、不要不急だけどっと言うと、遊びに行くのはやめて自粛するような素直な娘だ。(姉とはタイプがまるで違う。姉はそもそも聞かないで出掛ける)

今もあの頃と変わらない屈託のない顔で笑う。あの頃のはちきれんばかりの笑顔も重なる。

そして、この先も今と変わらず笑顔のかわいいあなたでいて欲しいと、母は強く願う。

2件のコメント

当時の記録、その光景が目に浮かびます。
5人を育てて仕事して家事して、いつそんな記録する時間があったのでしょうか。本当に凄い!
そして、田端さんが子ども一人ひとりを温かく見守っているのが素敵です。
大きくなっても、やっぱり子どもは可愛いもんなんですね!!!

子どもはいくつになってもわが子だから、根底はかわいいになるでしょうか。
けど、感情はその時々で変わる。反抗期の長男に悩まされその原因を取り除かなきゃと必死なときは、全然かわいくないよー。でも幼い頃のわが子の笑顔を思い出し、真っ正面から体当たりしました。親子で向き合ってね。ちゃんと伝わって真っ直ぐ前を向いてくれたから、今のかわいいがあるのかなぁと思います。

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田端真紀
社会人の長男を筆頭に大学生の二男と長女、看護学生の二女、高校生の三男の5人のワーキングマザーです。長男が自立して6人で横浜に住んでいます。北九州市出身。MJプロ。母フラ、母レレ、母ドラメンバー。みそまるマスター。