お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

遊び道具こそ、本物を手にする

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自宅から少し車を走らせて、
古道具や、昔の建築資材屋さんに訪れた。

「わ、懐かしい。」
心がときめく小物もあれば、
解体した建物の欄間やガラス戸も。

その中から、つい夫と買ってしまったのは“木のたらい”。

こちらは、娘の外遊び用に。

泥を混ぜたり、
洗濯板で洗濯してみたらどうかな。
この丸い形の中に
娘がどんな世界を繰り広げるか、
大人の方が楽しくなってしまう。

娘はさっそく、とりあえず家にあった土を砕いて溶かして遊んだ。

こちらも同じ所で購入した木のしゃもじでかき混ぜて、
アルミのボウルに流し入れる。

すると、木のたらいの裏に何やら文字が。

何に使ったんだろう。産湯?

わぁ!
娘のじぃじなら生まれていたけど…
70年以上の時を経て、
今度はわが家が使わせていただく番に。

店頭に並んでいたときには一部裂けていたこのたらい。
でも店員さんがトントンと直してくれたので
元の形に。

手入れされたものは、美しい。
歴史を塗り重ねていくことができるのもそのおかげ。

泥遊びに使いますとお店で話すと、始めは
「え!」と驚かれたが、
(もったいないかも?という意味で)
「でも、本物を手にしたいですよね。この子の原風景にこのたらいが残るわけですものね。」
そう言われて、何度もうなずく私と夫。

子ども時代の遊び道具や日用品こそ、
潤沢に買えたかよりも、
本物に触らせることができたかどうかに、大切な意味を込めたい。

そして、古くてもずっと使われる訳を
この子の名前に込めた
「大切なことを見いだせる心」をもって
気付いてくれたら嬉しく思う。

10件のコメント

うわー素敵♡
泥遊びだったんですね!写真を見た時、大豆でも洗ってるの?と思いました(笑)
本物を触るって大事ですよね。
分かってはいるけども、私はなかなか実践できておらず、素敵だなと思いました。
娘さんが次にどんな風に繋いでいってくれるか楽しみですね。

萌ちゃんにも興味を持ってもらえて嬉しいです〜(^^)
これは園芸用の土で、砕いたら大豆サイズになりました(笑)
どんな風に繋いでいくのですかね〜。
新しい発想が楽しみです(^^)

わわわーそれはいいですね!いい!
大きくなって他の使い方を見たときにも、あぁ!と気づきがありそう。
それまでにどんな風に遊ぶか楽しみですね!
夏は水遊び?冬は雪遊び?葉っぱを集めたり、夢が広がる〜
続報楽しみにしてますー♫
本物志向、いいですねー!
余談ですが昭和24年8月、じいじの生まれた年月ですー笑

じいじのお年でしたか〜!
何年も湿気を吸っては乾いて、いい感じの質感になってます。
人間もきっとそうなのですよね。
落ち葉集めしたいなぁ!
続報、また聞いてね〜(^^)

本物で、遊ばせるって感覚を自分の子育てには持ててなかったなぁ。バブル時代に青春過ごしてそのまま子育てに突入して、プラスチックの鮮やかなおもちゃたちをいっぱい与えてしまったなぁ。
うーん。
孫には、お山で、本物を手にしてもらいたいなぁと、思わせてもらえた記事でした。
ありがとうございます(^。^)

わが家にも、たんまりプラスチックおもちゃあります。
子どもの「こんなのあったらいいのに」をたくさん叶えたおもちゃラインナップに、つい私も遊んでしまいます(笑)
お山ならば、どれも本物ですものね!うらやましいです!
いつも慎重で完璧主義な娘が、野っぱらに放つと棒を振り回したりやりたい放題になります。
高木さんのお山にも、いつかおじゃまできますように(^^)

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ABOUT US
吉村優
◇MJプロ ◇神奈川県横須賀市在住  ◇2016年生まれ 年長1人娘 ◇わたし版「pokke版」 ◇夫は10歳年上 ◇学童保育指導員  ◇『お母さんのことはお母さんに聞こう』が私のお母さん大学キャッチフレーズ  ◇「母時間ラジオ」パーソナリティ