お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

お母さんの選択

昨日は11月26日、「いい風呂の日」だった。
お母さん大学生木下和美さんの記事で思い出した。

中1の次男が学校から帰宅。
彼はすぐに風呂に行く。
しばらくすると、プリプリ怒りながら部屋に入ってきた。

「オレが入っているのに、誰かが脱衣所に入ってきて、電気を消した上にドアを開けっぱなしにした!」

誰かって、私かほかのきょうだい二人かの3択しかない。
状況からして長女がやったのかな、と思い、

「多分、気づかなかったんじゃない?」

とフォローすると、

「シャワーの音がするのに気づかないわけない!」

とご立腹はおさまらない様子。

長女が何食わぬ顔で現れたため、聞いてみると、

「気づかなかった…あはは」とのこと。私の想像通りで、なんとなく和やかに事態は収束した。

こんなふうに、家族の3/4が思春期世代なので、わが家では、脱衣所のドアは締め切っていたら入らないのがなんとなくルールになっている。
どうしても入る必要があるときは、ノックして、声をかけたり、お風呂の通話機能を使って確認してから入る。
それぞれのプライベートも守る家族にいつの間にかなっていたのだなぁと、感慨深い。

10年前、
私がシングルマザーになった頃、もちろんみんなでお風呂に入っていた。
でも、私にはそれが苦痛だった。
子どもたちに風邪をひかせるわけにいかない、きれいに洗ってやらないとならない、
だけど、おとなしく言うことを聞いてくれる年齢でもない。
自分の化粧もしっかり落としたい。シャンプーだってゆっくりやりたい。
湯船に浸かって「ふう〜〜〜」って言いたい。
毎日毎日イライラしては、声を荒げながらお風呂に入っていた。

なので、ある日、一緒に入るのをやめた。
私はただの体洗いババアに専念することに。
ズボンの裾をまくり、子どもたちの体を洗い、洗っている間ほかの子が湯船で楽しめるようにおもちゃの出てくるバスボムやアワアワになる入浴剤を駆使。
楽しそうに入っている様子を眺めながら、思う存分お風呂で遊ばせて、
上がりたい、と言ったら体を拭いてやった。

いろいろな意見があると思う。
子どもの頃にお風呂の中でのコミュニケーションというものもとても大切な気もする。
子どもをモノのように扱っていると感じる人もいるかもしれない。
親なのだから一緒にはいるべき、と言う人もいると思う。
でも、
わが家はみんな笑顔で「おやすみ」ができるようになった。

〇〇すべき、
〇〇すれば子育てが楽になる、
子どもを叱らない方法、などなど、
なんでもただの情報でしかない。
お母さんには選択することが許されている、と思う。

やってみて、うまくいったり、失敗したり。
でも、どんな時も自分で選択するから、責任を持って子どもと向き合えるのかな。
ペンを持つお母さんだからこそ、そう思えた、10年後の今。
ペンを持つ人たちから学ぶ、毎日は続く。


※写真はイメージです(むかしのお風呂の写真あるけど裸だし…笑)

ちなみに木下さんの投稿はコチラ↓

11月26日 いいお風呂の日♨

10件のコメント

ああ、じーんとする。
なんか全てに言えますね、○○したらうまくいくとか
もちろん子育てて、褒めて伸ばすとか、叱らないとか
→褒めて伸ばそうとしつつも、時々怒ってしまうわたしです(爆)

いつまでお風呂入ってくれるのかなぁて
おもいます、時々一人で入って一人で上がろうとするんです
ちょっと寂しい笑小学1年生、なんだかどんどん離れていくんだなぁなんて。
一人でゆっくりておもうとなんか寂しく感じる今日この頃です笑
前は一人でて思ってたのにね笑
いつまで一緒に寝てくれるかなぁとか
考えるようになりました笑

そうですね〜子どもとの関係性はどんどん変わります。
でも、女の子だから、銭湯とか温泉に行けば、普通に入りますよ、きっと♡
家では狭いしシャワー1個だから、絶対入らないけどw

なんか、わかる。
「これが常識」みたいな、なんか固定観念がある。
でもほんと、お風呂も一緒に入らなくても洗えるし。
ご飯も一緒に食べなくても食べさせられるし。
お母さんの満足感を高めることも大事だから、そのためにいろんな手を使っていいと思う。
一人で入るお風呂、あったかいご飯、めっちゃ幸せやもんなー!

うんうん。
そのめっちゃ幸せも、毎日になると、今度は逆に寂しくなる、わがままな母だったりして…
息子たちとはまあ、2度と入らないかもね。
でも、どっかの混浴温泉に行ったら入るかもね笑

10年前の声を荒げながらお風呂に入っていた植地さんを想像したら、泣けてきました。笑顔で「おやすみ」ができるようになって、よかった。
子ども3人を1人で育てる、どれだけ大変だったか。。母になった今なら、ほんの少しだけ分かる気がします。
私も自分の中の「〇〇すべき」を手放して、すごく楽になりました。
9時までには寝かすべき、野菜もちゃんと食べさせるべき、、べきべきで自分や家族を苦しめていました。。
私にとって大事なことは「自分や家族みんなが笑顔で過ごすこと」そう思えたら、肩の力が抜けて楽になりました。

1人で育てるのも大変かもしれないけど、2人で話し合いながら育てるのも大変よ。
いろいろな大変さが子育てにはつきまとって、いつの時代もどんどん新たなステージに挑戦するんだけど、
もう、ペンという武器を持った私たちには怖くないね。
菅野さんの話も、また、教えてくださいね。

幼き子どもらのお風呂の写真は貴重です。今みたいに気軽にスマホで撮れない時代。どんな写真だったのかな?てんやわんやの湯船かな?お風呂場って意外とドラマが生まれます。
私も子どもたちをお風呂に入れるのは、一苦労で、入れたらあとはもう1日終えたような疲労感に襲われる。そんな時期もありました。今思えば、とにかく毎日必死でしたが、今となればいい思い出。

「べき論」にとらわれてしまう1人でした。。。
しかし、わたしは三男が生まれてからは「べき論」の前にお風呂場で力尽きて寝てしまう(赤ちゃんの三男を抱っこしたまま湯船で寝落ちです)ことの繰り返しでした。
なので、子どもたちは、ハハはお風呂で寝る人だっている印象があるみたいです。
つい最近までお風呂場で遊ばせている間に、ハハは湯船でひと眠りしていましたが、わたしが疲れているときは次男が四男と入ってくれるようになりました!!

私、もう長いこと一緒に入ってないです。下の子なんて1度も。
洗う人になってます。

すごく罪悪感をもってます。
肌のコミュニケーション、足りないよな…って。

でも母とも一緒に入った記憶数回。その代わりに祖母が一緒でしたが。

ちょっとだけ気が軽くなりました。

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ABOUT US
植地宏美
お母さん大学横浜支局。 お母さん業界新聞横浜版編集長(2019.10〜2021.12)。 長女21歳、長男17歳、次男15歳。 お母さん大学をものすごく、楽しんでいます。 結果、 お母さんをものすごく、楽しんでいます。