お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

出産は感動だけど、私のものさし

娘が女の子を出産。
コロナ禍や争いの絶えない時代に
よくぞ、お母さんの道を歩ませてもらえたと神様に感謝、
また、お母さんになる覚悟を決めた娘を誇らしいと思う。

私自身の出産を振り返ると
「え?出た?終わった?」と感激度は低かった。
うれしさや喜びはもちろんあるが、私のものさし内。
生まれ出た赤ちゃんを見て涙が止まらなかった、ではなく、
なんとか「産む」という役目を果たしてホッとした気持ち。
感動が素直に表現できるお母さんたちがうらやましかった。

もしかしたら、孫誕生のときはわが子のときの分、倍感動するかもと思ったが
娘の出産はコロナ禍の続きで産院に入れず、
LINEを通じて実況中継で知らせてもらったイマドキ事情。
退院まで会えなかったのも大きいのか
やっぱり冷静で淡々とした自分。
やっと私はこういう人間だと理解した。

自然分娩で知られる岡崎の吉村正先生にお会いしたことがある。
同行者たちはそれぞれの出産の感動や悩みを話した。
私は「みんなのように感動しなかった自分がはずかしい」
吉村先生は「今が幸せならいいんだよ」と、ニカッと笑ってくれた。
救われた気がした。
施設内の薄暗い古民家部屋で囲炉裏を囲んでの先生の笑顔が
今も目に焼き付いている。

私のように、いつの間にかお母さんになった人、
もっと感動しないとお母さんとしてダメなんじゃない?と思う人もいるはず。

だいじょうぶ。
子どもはちゃんと育ってくれる。
努力はいるけど、後悔することなんてなにもない。
子どもがお母さんにしてくれる。

4件のコメント

宇賀さん

なんとなんと愛らしいのでしょう!アイキャッチ画像に母性が反応しまくっています。
人それぞれの妊娠、出産、子育てがありますね。
ものさしもみんな違いますから。
宇賀さんの明るい笑顔や物言いからは、冷静で淡々とした人というイメージはなかったです。

母性反応、ありがとうございます。
たんたん(淡々)チームの人、たまに見つけるとホッとします(笑)
田端さんは私にとってうらやましい側、そんな人がいてくれるから
バランス取れて楽しく過ごせてるんだと思います。

ものすごく、わかります。
なんか、出産こなした、という感じです。私の場合帝王切開なので、ミッションでした。
3回目なんて勝手がわかっているので、淡々と。
うかものさしにバッチリ入っています〜〜、よろしくお願いします〜〜。

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宇賀佐智子
大阪の宇賀佐智子です。30歳長男・27歳長女の母。大阪エリア版編集長を2018年から4年間務めました。子育てが楽しくなる大阪、誰もが子どもたちの未来を考える大阪、美味しい楽しい大阪を目指します♪