なかむらやすこのビッグバン

今、私の勤務地、天神では「天神ビッグバン」と名付け、老朽化したビルをインテリジェントビルへ建て替えるとともに、広場や歩行者空間などの賑わい・憩い空間を一連して整備する再開発計画が行われています。

なるほど。

私は、赤ちゃんを授かって、「なかむらやすこのビッグバン」が起きていたんだなと。

現在、わが子たちは、小６、小3、小１になりました。ここまで来ると、だいたい得体が知れています。

見たことがある知っている“人”たちです。だから、私はキャパオーバーしないで済んでいます。

でも最初、わが子たちは得体が知れない生き物でした。私のそれまでの色々で立ち向かってもだめでした。

靴下履かせるだけで、汗だくになって何十分もかかるなんて、知りませんでした。お風呂も、その得体の知れない生き物たちと入ると、自分はシャンプーしたのかリンスを洗い流したのかそもそも体洗ったっけな？訳が分からなくなるくらい大変になります。

私は、家のこともして、夕飯の段取りもして、わが子を可愛く着飾って、子育て支援センターに連れて行き親子ワークショップに参加するのが自分と思っていました。が、それが夢のまた夢になるなんて！ショック！ちゃんとそれができるママさんもいて、自分のダメさが浮き彫りになり目眩がしていました。

忘れ物もよくしました。チェックリストも作り前の日から準備をしているにも関わらず、オムツを持てば帽子を忘れ、飲み物を持てば着替えを忘れ、、、歩き始めの頃、遠くにある大きな公園に行って、さあ、遊ぼう！とした時、靴を忘れていることに気付くというのは、しょっちゅうでした。

こんなお母さんになるはずじゃなかったし。今までの自分ならこんなこと簡単にできるのに。自分を見失ったようでした。

でもそれは違いました。

自分の今までの価値観や、やり方が通じない得体の知れない生き物相手だっただけです。でもそれが良いんです。もっともっとよく知ろうとしたり、こんな時はこんな言い方をすれば、すんなり靴下履くんだ！と発見したり、こうすれば自分は忘れ物少なくなる！と工夫したり、一旦今までの自分のやり方を壊して、再構築できたからです。ほら、まさにビッグバン＼(^o^)／

自分の宇宙を大きくするには、得体の知れない生き物が必要なんだなー。

そして、うちのビッグバンはすっかり落ち着きました。というか、ここ最近、どんどん私の宇宙はしぼんでいっている気がしてならない。また狭い価値観になっていってるので、このサイトに来て小さいお子たちの発信に、元気をもらっています。

しっ、しかし、お隣さんのビッグバンは喧しいのぉー。振動と騒音があと2年は続くとのこと。。。。壊して創るって大変だー。