お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

絵本を通して親子を笑顔に えほん箱

『ニニのゆめのたび』

作:アニタ・ローベル 訳:まつかわまゆみ
評論社/1430円

「みんなどこかにでかけるみたい。わたしはおいてきぼり!?」いつもと違う家族の様子が不安なネコのニニ。気づいてほしくて抵抗していると、「おでかけよ」とカバンに入れられた。どうなるのかしら。いつのまにか眠ってしまい、ゆらゆらゆられたり、ただよったり、ニニは夢の中で旅をする。ニニと一緒にドキドキワクワクの旅をしよう。

 

『でんきのビリビリ』

作・絵:こしだ ミカ
そうえん社/1430円

子どもがコンセントや家電プラグをさわろうとすると、「ビリビリくるから、さわったらあかん!」子育ての中で必ず使うセリフ。ビリビリはどこからくるのか、停電って何だろう、小さな女の子がおうちの中を探検する。電気のことを考える機会に。おうちの中をうろうろしながら、関西人になった気分で読んでみて。大阪弁が小気味いい。

 

『おしゃべりさん』

作:さいとう しのぶ
リーブル/1650円

身近なモノや生きものがおしゃべりをする30のおはなし。おちゃめに自慢したり、ぶつぶつつぶやいたり、嘆いたり…。「ぼくのこときらいなひといるのかな?ちゃんとのんでくれるよね」と言う「かぜぐすり」。「ランドセル」は「こくごのノート、いれるのわすれてるよぉ」と寝ているご主人様に。みんなのおしゃべりを聞いてみよう。

 

『しってるよ』

作:たかだしんいち
文研出版/1430円

「ボク かあちゃんのこと なーんでも しってるよ」子ぶたのおにいちゃんは誰よりもかあちゃんのことをわかっている。妹の世話や家事で忙しいかあちゃんを助けたいし、本当はもっと甘えたいけど…。そんなお兄ちゃんのことをすべてお見通しのかあちゃんがかっこいい。母子の何気ない、ハプニングいっぱいの風景に共感する。

 

『どんなかんじかなあ』

文:中山 千夏 絵:和田 誠
自由国民社/1650円

目が見えないお友だち、耳が聞こえないお友だち、どんなかんじかなあ。ぼくは会って話して想像して、真似してやってみた。想像できること、できないこと、わかったこと、わからないことがある。障がいのある友だち、ない友だち、自分のこと。それぞれができるすごいことを発見しながら、一緒に生きていくために考えていこう。