お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

森のようちえんで感じること

月に1回、田主丸で開催される「森のようちえん」に参加している。

集合は9時半。週末とてもゆっくりな私にとって、スタート時間は早い。
けれど、森に着くと、「来てよかった!」となる。
たき火をしている子どもたちが「食べる?」と焼き芋を持ってきた。

ここでは大人は口を出さず、子どもたちにA=危ない、K=汚い、B=バカバカしいことを思いっきりしてもらい、自ら学ぶことを大切にしている。
観察していると、大きい子が小さい子に火が危ないことを教え、自分で火との距離をとっていた。

旬のレモンと椎茸を採りに森へ。
ふかふかの枯葉の上を走り回り、音と感触を楽しむ。
いっそ寝そべりたいなと心身ともに開放されている私を見て、娘たちは笑っていた。

お昼は持ち寄り野菜と、森で採れた野草や季節のものを調理し、みんなでいただく。
調理も、できる人ができることをする。私もそんなに料理が得意ではないが、お手伝いしたくなる。

火の番の人、子どもたちに遠巻きについている人。
ボーッとハンモックに身を委ねていてもいい。
お互いがなんとなく分担して話をして、一日を過ごす。
誇張も虚飾もない。
大人がそんなだから、子どもたちも等身大でいられるのかもしれない。
自分のままで過ごせる。それぞれの時間。

失敗しても間違っていても、完璧じゃなくてもいいんだなぁ、自分を責めなくていいんだなぁ、と自己肯定できる。
お母さんも子どもも笑顔になれる時間だ。

今年も、楽しんでいきましょう! 

(築島里加)

(お母さん業界新聞ちっご版Vol.59 2020年1月号 1面 おっかしゃんリレー)

2件のコメント

自然に親しむ機会を大人が率先して作らないと子ども達はわかり様がありません。
人工的な中だけで育つのはひ弱さを進めていくようなものだから。
ちっごお母さん大学生はここでも仲間と共に楽しんでいますね。

森のようちえんは、好きな仲間が集まって無理なく続けているところです。
それでも、噂を聞きつけて参加してくれる方も多く、今の世の中に必要なことなのだろうと感じますね。

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ABOUT US
安達真依
お母さん大学久留米の事務局長☆あだっちゃんです。 旦那さんの実家に完全同居。 嫁姑問題に立ち向かいながら、同居のいいとこ探します。 元気な9歳11歳13歳の息子3人。親離れを感じ始めています。 #同居嫁、#年の差婚、#男児3人、#不登校、#PTA役員、