お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

海に憧れて。過去の記憶と佇む

山下公園から石畳の歩道を歩き、産業貿易センターの前を抜けると、目を引く白壁の店がある。
「YOKOHAMA BAYBRIDGE CLUB」と書かれた、上品な看板が目印だ。

オーナーの岩下正富さんは長野県生まれ。
小学5年生のときに初めて海を見た。
いつかサンフランシスコのフィッシャーマンズ・ワーフにある
シーフードレストラン「スコマズ」のような店を開きたいと、デザインを勉強。
海への憧れから「MARINE BOY」というオリジナル横浜ブランドをつくった。
「海の好きな人」を意味する言葉だ。

店内にはマリンウエアを中心に、海にちなんださまざまなアイテムがズラリ。

実は25年前、この店を訪れたことがある私。
終業後に食事会があることを忘れ、制服のシャツで出勤してしまったある日。
職場近くの気になっていたこの店を思い出し、勇気を出して店内へ。
昼休みの束の間の買い物は薄いブルーのセーター。
そんな古い記憶がもたらす新たな出会いもある。

私もまた、海のない町に生まれたが、横浜に憧れて、今ここに住み、これからもずっと、ここで生きていく。
横浜の風景に欠かせないこの店に思い出を求めることができるなんて、贅沢だ。

(お母さん業界新聞横浜版7月号 編集長のYOKOHAMAさんぽ より)

横浜ベイブリッジクラブ
YOKOHAMA BAYBRIDGE CLUB
横浜市中区山下町1-101
☎ 045-663-2327

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ABOUT US
植地宏美
お母さん大学横浜支局。 お母さん業界新聞横浜版編集長(2019.10〜2021.12)。 長女21歳、長男17歳、次男15歳。 お母さん大学をものすごく、楽しんでいます。 結果、 お母さんをものすごく、楽しんでいます。