お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

現場で子育て/パパスタイル

パパスタイル/現場で子育て
安川雄基(大阪市住之江区)
アトリエカフェ

2011年に「アトリエカフェ」として仕事を初め、
10年目に入りました。建築設計、空間デザイン、家具制作、
まちづくりなど主に「つくる」仕事です。

妻とは2014年から二人三脚で働き、2017年に結婚。
1歳半の息子「͡木崇(こだか)」と3人家族です。
「崇」には山の高大さを示す意がありますが、
ぼくが大きい(188㎝)からではありません。

「木を見て森を見ず」。

設計の仕事、まちづくりの仕事は「森」の仕事、
製作など手仕事は「木」の仕事と考え、
その両方を行き来することで生まれる
コミュニケーションや仕事の在り方に、価値を感じています。

そのため仕事に限らず、木も森も丁寧に見られる人に
なってもらいたいとの願いを込めました。

自営業で、自宅兼事務所+近くのシェアアトリエを拠点にしているのは、
できるだけ子どもと時間を共有し、息子にも仕事を見せたいという思いからです。

3人で打ち合わせや現場へ行くこともあり、
それがかなうのは、妻や周りの方々の理解と協力があってこそ。
とても幸せなことと、心から感謝しています。

古い木造住宅に住み、粉まみれのアトリエで遊び、
仕事中の汚いぼくに抱っこされ…といった環境下でも
病気もせず、たくましく育っている息子。

アトリエには常時ものづくり仲間とたくさんの猫がいます。
現場では、時として仕事の手を止めてしまうこともありますが、
皆さんにかわいがっていただき、とても恵まれた子育て環境だと思えます。

夢は、同志のような、友だちのような感じで
息子と遊んだり作業したりすること。
これからどのような人間に育っていくのかを楽しみに、
ぼくも日々努力を重ねたいと思います。

(お母さん業界新聞大阪版 7月号 パパスタイルより)