父親の存在について考える

私は、子どもの頃から子どもが好きという、ちょっと変わった子どもでした。
3人兄弟の末っ子に生まれたせいか、自分より年下の子たちの面倒を見るのが、とても好きだったのです。

現在、中2男・中1女・小4男の3児の父親です。
子どもたちが生まれてすぐには、父親の自覚は芽生えませんでした。
自分が子どもの頃の感覚そのままに、小さい子どもたちの面倒を見るのが、とても楽しかったのです。

そんな自分に、父親の自覚が芽生えた瞬間がありました。
それは、自分の両親にかけられたこの言葉がきっかけでした。

「この子たちの親はあなた、あなたの親は私たち、あなたはいつになっても私たちの子どもよ」

親というのは、子どもが生まれたその瞬間から、たとえ何もできなくても、
そこに存在するだけで子どもたちの親だということ。

そして、子どもたちが大人になってもそれは続いていく。
親と子どもの関係は一生変わらない。そう教えてくれました。

自分の中にあった子育てに関する「もやもや」はなくなりました。

次第に私は、自分の父親を理想像としてとらえるようになりました。
いつも自然体で子どもにいろいろな選択肢を与え、そして決断をさせ、それを全力で応援する。
失敗したっていい。またチャレンジすればいい。それはまた、自分自身の生き方でもありました。

父親にできる唯一の子育ては、「自分の生き方をありのままに見せ続けること」だと、私は思っています。

追記:私は両親を「じーじ、ばーば」ではなく、「お父さん、お母さん」と、一生呼ぶことに決めました。

淺賀泰三(ソイタリアンシェフ)

ソイタリアン専門店マルコ102 
横浜市中区野毛町1-2

(お母さん業界新聞横浜版 2020.10月号 パパスタイルより)

ABOUTこの記事をかいた人

植地宏美

2019.10月創刊、横浜版編集長。新米だからこそ怖いものなし! 3人の子育て中、シングルマザーです。 楽しいこと、好きなこと、なんでもやってみないと! 子どもたちにもそうあって欲しいと願う、毎日。