お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

それぞれの想い

持参した紙オムツが無くなります、と病院から連絡が入ったので早速届けた。

記録的な暑さが連日続いていて、この日も37度台。体温を軽く超えた。
強い照り返しのなか、電車とバスを乗り継いで1時間。ようやく病院についた。嬉しい。幸一との物理的距離が縮まった。

毎日、15時から17時に荷物の受け渡しができるようになっている。本人に会えるわけではないのにドキドキと胸が高まる。
廊下にはわたしと同じように荷物を持った人が20名ほどいた。オムツをさげた人、コンビニの袋に何冊も雑誌を入れた人、百貨店の紙袋を抱えている人もいた。
面会が出来ない中、みんなどんな思いで足を運んでいるのだろうか。そんなことを思うと目が少し潤んだ。