お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

ペンフレンドと出会えた日

今日が、この子たちの未来を変えるはじまりの日になるのかも。
そう思いながら子どもたちをギューっとしました。
そして、ニデック株式会社の永守重信会長に会いに、京都へと向かいました。

永守さんの本を読んだ第一印象は「泥くさい人」でした。
令和の時代は生きにくいんじゃないかと心配になりました。

きっと当日も「俺の話を聴け」という感じだろうなぁ~と思っていましたが、
そうではありませんでした。
質問の時間を多くとって下さり、どんな質問にも答えて頂きました。
質疑応答の前に、質問には答えるけど話題がズレてしまうのが弱点なんだ
と正直に言われており(実際にそんなシーンもありました)、
”本音で語り素で生きる”と本に書かれていたとおりだなと感じました。

ただ1つだけ、奥様の好きな所は「あと10年経たないと言えない」と言われてました。
恥ずかしそうにしつつも「彼女がいなければ僕は生きていけない」と言う姿に心をグッと掴まれ、
これが心の機微を読む力かと納得しました。

お母さまへの想い、奥様とのエピソード、お兄さんとの関係、などプライベートなことをたくさん話して頂きました。

子育ては奥様がメインされていましたが、どうしても奥様の都合が悪い時は、
永守さんが会社にお子さんを連れてきていたそうです。

永守さんが机に向かっている傍で、部品をいじっている幼い息子さんたちの姿をイメージすると微笑ましくて、「永守さんもお父さんだったんだ」と身近に感じました。
お母さんという私たちの土俵に合わせて話をする、コミュニケーション力も感じました。

 

私からは「30年後の教育の未来はどうなっていると思いますか?」と質問をしました。
常に時代の先読みをし、先行投資することでモーター界の1番になってきた永守さん。
人材育成を手掛けるようになり、教育の未来をどう見ているのかが気になったからです。

まず「教育の世界はとてもスローだ」と少し残念そうに言われていました。
数十年後、日本の教育が画期的に変わるとは思わないとも。

永守さんが理事長を務める京都先端科学大学にしても、日本の大学ランキングには興味が無く、世界の大学のランキング入りを目指すと言われていました。
だからこそ、英語とコミュニケーション力の必要性を強く感じられているようでした。

ただ、母としては少し寂しい気もしました。
グローバル化は分かりますが、皆が海外に出るわけではないと思います。
学力で評価されず、個が活躍し、幸福感に満ちて生きるのが楽しいと思う人生を、
今この場所で送りたい。

人材という大きなくくりではなくて、わが子を見つめるひとりひとりのリアルな想い。
その想いを行動力に変えるのが、モーターのような母力でしょうか。

 

「今からzoom入れる?」そんなLINEで始まった、1年以上の永守さんへのラブコール。
お会いしてみて、ひまわりのように前向きで、正直で、当たり前のことを当たり前にする、
本に書かれていた通りの方だと感じました。

藤本さんが「お母さんは1番です。永守さんは2番。だからビリ!」と言われた時、
「今日のところは認めましょう」と悔しそうな笑顔が印象的でした。

永守さん、また説明の機会を楽しみにしております。

●成しとげる母力プロジェクト
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●その他の記事
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8件のコメント

みなさんの訪問記事を読むと、同じ話を聞いたはずなのにいろんな視点があってやっぱチームプレー最高ですね!

教育の世界の成長スピードを私たちであげていきたいですね!日本が子供達にとって心地よい場所にするために!

ほんとに!私ちゃんと聞いてたかな!?と思うぐらい、みなさんの記事読んで再発見してます~。
日本が教育の世界で遅れているとはよく聞きますが、置いてけぼりのままじゃ寂しいですよね!
私も地道に頑張ります(^^♪

ほんとそれぞれの視点が面白いー!どんどん永守さんのお人柄が伝わって、参加できなかったわたしも印象が変わってきてます!
お父さんとして、夫としての永守さんエピソードは貴重だ!これ、ぐっと惹きこまれるね!
きわたさん、さすが質問!
お母さん大学生のレポートがどれも素敵すぎて、それだけ心をうごすことができる永守さん!スゴイ!と思いました!

永守さん、意外とお父さんでした(笑)!
息子さんたちはどう思ってるのか?奥さんはどう思ってるのか?
永守ファミリーに興味が湧きました~。

脇門さんがいたらもっと素の永守さんを引き出せそうですね!
次回こそ京都でお会いしましょう!

独裁者、永守さんの攻略法をあの手この手で考えたのに…
こちらが構えていたのをいい意味で裏切った永守さん!!!

子どもたちの将来、幸せであって欲しい!
キラキラ輝かせて楽しそうにしているこの目を
この先も見て行きたい!
ここから先、日本が画期的に変わらないかも。と話し永守さん。
え!逆に変えていくにはどうしたらいいんだろう?かえていきたい!って木綿さんと永守さんのやりとりの記事を読んですごく思いました。

少なくとも、夏に会った木綿さんのお子さんたちは、キラッキラしてた!!
お話させてもらったの私が楽しかった!
まだ早いかな、まだ難しいかも、とかそんな気持ちで勝手に線引きしてしまっていたな、と最近すごく感じて。
だから、やっぱり私たちはペンを持ってそれぞれ子育てレポートを書いて、色んな価値観を共有することって大事なのかもーーー!!!と改めて思いました!

そうなんです!もっとかっちりした場になるかと思ったらくだけた雰囲気で…。自分の番がくるまでどの質問にしよ~とワタワタしてました。

私も永守さんの回答を聞いて、え、諦めるの!?と心の中で思ってしまいました。
でもそこは1番を目指す永守さん。モーターには全力を注ぐけれど、教育界はちょっと横においといて…という感じなのでしょうか。

でも私たちペンフレンドなので(笑)、MJの発信が何かきっかけになるかもしれませんね!

木綿さんらしい視点、素敵です!
私も事前の打ち合わせでは、講演会を聞くだけになるのかな…なんて思っていましたが、質問タイムまで設けてくださるなんて、一人ひとりの質問に答えてくださったなんて嬉しいですね。
そして、永守さんであっても、日本の教育を変える!とまでは言えないのですね。自分のできることをやって、世界で認めてもらえれば、国内の教育も考えを改める、、ということなのでしょうか?

そして、永守さんが子どもを会社に連れて来ていた!?意外過ぎて驚きました。仕事人間、育児は奥さん任せと勝手なイメージを持っていました。
永守さんご夫婦の子育ての話を聞いてみたくなりました。

そして、木綿さんと次こそは、ゆっくりお話ししたいですー!!

菅野さんが奈良にいてるの感じてましたよ〜!

永守さんにとっては、やっぱりモーター界が1番なのかなぁと感じました。よそ見しない永守さんらしいと言いますか…俺が変えてやる!という感じでは無かったですね。

私も今回永守ファミリーに興味湧きました〜。
次はそんな話も聞けると面白いですね!

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ABOUT US
木綿萌
大阪府在住。子育ての目標は「よく動く心と体を育てること」。食を中心に「知ること」が好きですが、行動はちょっぴり遅め。家族の健康は社会の健康。今日もせっせとご飯づくりです。台所は世界の入り口! MJプロ/子ども5才・3才