お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

お母さんになって苦手になったこと

釣り好きな友人の言葉がずっとひっかかっている。
魚が好き、料理も好き、だから釣りが好きだけど
たまに魚に申し訳ないと思うときがある。
小さい魚を釣ったときはもちろん逃がすし
釣り損ねたときは「口に傷をつくったんではないかな?痛かったかな?」まで考えてしまう。
そんな思いが強いときには全然釣れない。

お母さんになって、苦手になったこと。
辛い出来事を正視できなくなった。
命に関わるニュースを見たときに子宮が痛くなったのが、出産後、一番の体の変化だった。

ある絵本イベントで、リアルすぎる戦争の写真絵本を紹介された。
体が硬直する私に「あら、こういうの苦手だった?ごめんなさいね」とその方は言った。

こういう悲惨なことを未来のために子どもに伝えないといけない、というお母さんと
ただ、私のように子宮が痛いと感じてしまうお母さんがいる。
苦手という言葉で逃げるのは卑怯かもしれない。でもそう感じるのだ。
そんな私にできることは、なんだろう。

お母さんになるということ。
それはこの世で、この時代に母となった自分の役割を
生きている間に気づくことなのか。

先の釣りの話も、職業として魚を捕らえる人はまた別の感覚を持っているだろう。
ひとくくりにされるお母さんも、一人ひとり違う考えを持つ。
子どもに一番近い存在のお母さんが、子どもに与えてしまう影響は大きいが
受け止める側の子どもにも、どう受け止めてるのか役割があるはずだ。
それぞれの得意分野と役割を活かすことができるのは
もしかしたら、お母さんになって変化した私たちの得意なことかもしれない。
お母さんたち自身がそれに気づけば
世界中に「百万母力」が広がるのはあっという間だろう。
私たちはもっと天狗になるべき。
そんなことを考えた2024年の年明け。

2件のコメント

お返事遅くてすみません!
写真を撮らずにいられない天狗さんとの出会い、
もやもやしてたことを書くまで時間がかかりましたが
写真のおかげか、やっと書けました。
ほんとに、難しい時代ですね。

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宇賀佐智子
大阪の宇賀佐智子です。30歳長男・27歳長女の母。大阪エリア版編集長を2018年から4年間務めました。子育てが楽しくなる大阪、誰もが子どもたちの未来を考える大阪、美味しい楽しい大阪を目指します♪