「顔にチョコ」 娘ゆびさす 頬のシミ
「ママー、顔にチョコついてるよー。」
と
娘が指さすので
指で顔をこすってみたけれど
なにもついてない
「ついてないよ~。」と答えると
そしたら
「ついてるよー、ほら、ここ!」と
むきになった娘が指さしたのは
いつの間にか
頬にできていたシミ
という妹の話を聞いて笑ったのもつかの間
我が家も
次女が
私の顔をまじまじと見ながら
「どうして、大人になったら
目の周りにほくろがいっぱいできるの?」と
聞いてきたことを思い出した
次女が言っているのはおそらく
私の顔に出ている肝斑のこと
(肝斑:女性ホルモンの影響で頬骨の上にできる左右対称のシミ)
「大人になるといろいろ出てくるの」と
適当な返事をしたけれど
なんだかもの言いたげな次女の顔が記憶に残る
子育て優先になると
なりふり構わなくなってしまいがちで
日焼けしても「ちょっとくらい仕方がない」とか
肌の手入れもおろそかになったりして
数年後にその付けが回ってきた辺りで
美意識を理解し始めた娘に指摘されるという
因果なこの関係
それでも
年頃になった娘に
「ママみたいになりたくない」とか
言われるのは悔しいので
失われた年月分のお手入れに精を出そうと
決心する今日この頃