お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

のすたるじっくバス

日曜日、娘と映画を観た帰りに夕飯を調達してバスに乗った。
運良く空いていた後方の二人掛けに座る。

出発してすぐ、「ボタンが壊れてしまってるから降りる時は声を掛けて下さい。」というアナウンス。
運転手さんに届く声ってどのくらいだろ?なんて考えていたが、ふと気がつくと周りの乗客も娘もなんだか様子が違うような。

乗客それぞれが周りを気にかけて、バスの車内に一体感?連帯感?のようなものが見える。
娘も、途中から乗り込んできた人がルールを理解したかを気にかけ、誰かが「次、降ります」と言えば運転手さんの返事を確認して一緒に安堵してる。

なんだろう、なぜか懐かしい気持ちが湧いてきて、私はすごくホクホクした気分になった。
スマホとにらめっこして一人の世界にいるような人も、目を閉じて眠りに入る人も、ぜったいに普段と何も変わっていないんだけれど、少し不自由な状況が幼い頃の懐かしい空気感を思い出させる。

そろそろ私たちの降りるバス停。
娘と「言ってね」「え〜私が言うの?無理〜」なんてやってるうちに一番前の乗客が何やら運転手さんに話しかけたような…。
「あの人言ったかな」「それっぽいけどわかんないね」。。。

私はもし止まらなかったら次の停留所まで行ってもいいと思い、娘の観察を続けていると彼女はヒソヒソと「降りまーす」と息を吐いてその時を待ち構えている。
(意気地無しめ!)

結果、無事に最寄りの停留所にバスは止まり私たちはバスを降りた。

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