息子(10才):「オレさぁ~、
老後の計画考えたんだけど、日本全国の温泉巡りと、
あともう一つ考えたんだよ。」
私:「老後の計画?なに?」
息子:「栗を育てる!」
私:「栗??」
息子:「男のロマン。大樹のマロン!」
私:「商品名まで決まってるんだ!?(笑)
でもなんで老後?」
息子:「おばあちゃんやおじいちゃん、
なんだか楽しそうでいいじゃ~ん。」
私:「確かに。でも老後の前もっとあるじゃない?
大学行って青春を謳歌するとか、働くとか。」
息子:「え~、わかんなーい。だって、
お父さんもお母さんも、よくため息ついてるし。
なんか大変そうだし。」
母:(撃沈)
子どもと過ごせる期間は限られているし、
今しか見れないこと、できないことがある。
だけど、働く楽しさも、子どもに伝えたい。
仕事には、大変さもあるけど、楽しさもある。
だけど、したい仕事や、したほうがいい仕事を、
時間の制約があって断る時もある。
思うように家族と過ごすことも、
思うように働くことも、なかなかできない。
結局、10年かけてなおぐるぐるしている、
揺れる母心。