父は私たち姉妹に最後の子育てをしてくれている

毎日、何かができなくなる。

毎日、何かを忘れていく。

今日は、もしかしたら、また、もとに戻っているかもと期待しては裏切られ、これは、手術後のせん妄だと思いたいけど、もう手術してから20日近くになる。やっぱり、痴呆!?

認めたくないけど、諦めなくてはいけない瞬間が一日のうちに何百回も訪れる。

毎日、何かが出来るようになる子どもとは全く正反対。

何でこんな思いをしなければいけないのか。

そんな時に聞いた言葉。

「お父さんは、あなたたち姉妹に最後の子育てをしてるんだね」。

すとんと心に落ちた。

父は、私たちに諦めるということを教えてくれているのではないか。

子育てとは違う忍耐力も育ててくれているような気がする。

親は、最後の最後まで、子どもを育てているんだと思うと

目の前で眠っている父に、

お疲れ様、ありがとうと声をかけたくなった。

 

ABOUTこの記事をかいた人

高木真由美

社会人になった子どもが2人います。 お山で主人と2人暮らし3年目進行中。 お母さん業界新聞全国版を毎月読んで、考えるきっかけを頂いています。 よろしくお願いいたします。