お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

旗当番・・・何のため?誰のため?

私が発行している「わたし版」
【岡崎Oka’n the kids版】7月号で、
こんな記事を書きました。

先日、ツイッターで「小学校の旗当番」についての投稿がありました。
幼い子を連れていたり妊娠中で旗当番をしているお母さんを見て、
「乳児や胎児を危険にさらしての旗当番は本末転倒ではないか」
という新聞投稿の記事が掲載されていました。
Facebookで友人たちに聞いてみたところ、
友人たちみんな(愛知だけでなく東京や埼玉の友人もいます)が、
「下の子連れて旗当番した」「ベビーカーと抱っこ紐で二人連れてやった」
という意見が出てびっくり。
妊娠中でも未就学児がいても免除はないとのことでした。
幼い我が子を見ながら、通学の見守りなんてできるのでしょうか?
形だけになってしまってるような・・・
「今までもそうだから」「みんなやってるから」・・・なにか根深いものを感じてしまいました。

私には1歳の次男がいますが、
義母と同居しているため、
昨年度の旗当番の時は、義母に次男を預けて行きました。
でも、預けられなかったら、当然連れていってたし、
今どきは、預ける先がない方が当たり前。

最近は、歩行者の列に車が突っ込む事故が多く発生しています。
もし、自分が旗当番の時にそういう事故に遭ったら・・・
そうでなくても、
減速もせず曲がってきたり、歩行者を十分に見ずに走ってくる車はしょっちゅういます。
それらに目を光らせて、子どもたちの安全を守るのが、旗当番をする大人たちの役目だと、私は思っています。

となると、
自分の子、しかも未就学児の幼い子を連れて旗当番をするというのは、
かなり危ないし、
そもそもの役目をきちんと果たせないのでは?
少なくとも私は、次男を連れての旗当番は怖くて、できれば避けたいです。

けど、ほとんどのお母さんは、
我が子を連れて旗当番をしているのが現状。

預ける先がないから仕方ない。
確かに仕方ない。

・・・本当に仕方ないんでしょうか?

我が子を危険にさらし、
本来の「小学生たちを守る」ことも十分にできない。
そんな、形だけの旗当番に意味があるのでしょうか。

「昔から続いていることだから」
「みんなやってることだから」
「一部の人だけ免除すると、不公平だから」

・・・できる人ができることをする。
これができないんだったら、代わりにあれをする。
みんながそういう心で活動をしていけばいいのに。

言葉で言うのは簡単だけど、
なかなか難しい問題なんだと思いました。

みなさんはどう思われますか?

12件のコメント

慣習化してしまったものを壊すのって、それなりの代替案がないと
本当に難しいですよね。

でも、もし自分が今この状態で旗当番を頼まれたら。
間違いなく断りたいです。
平等って、一体誰のための平等なんだろうと
思うことが多々あります。

ほんとそう思います。
特に学校に絡むことというのは、とにかく声が上げにくい。
ちょっと目立ったことしたり、意見言ったりすると、
途端に立場が悪くなったりします。
誰のための活動なんだろう・・・って思うこと、たくさんあります。

シニアが毎朝、公園に集まってラジオ体操をやって、終わったらそれぞれ旗持って、帽子かぶって、持ち場につく。
通学時刻が過ぎたら、また公園に集まって、旗と帽子を返却して、お茶と軽食をもらって、解散!
お茶と軽食は協賛社から!

シニア様!!!お願いします、手を貸してください!

画期的ー!
今も、シニアというか、町内の交通指導員さん(町内会のお仕事の一つ)も一緒に立ってくださっているのですが、
元気なシニアの方たちにもっとどんどん出てきてほしいなあと、確かに思います。
私の学区、元気なシニアの方多くて、
週一で公園でゲートボールしてるんです。
そのゲートボールの前に、ぜひ旗当番してほしい!

小さな子を見て小学生や通行する人たちが「かわいいなぁ」と思ってほっこりしたり
その子にもお兄ちゃん、お姉ちゃんの姿を見る機会だったり
この子のお母さんはこの人なんだ、と地域で知ってもらえるいい機会だとは思うけど
最近の辛い事故があると考えてしまいますね。
小さな子連れの方がいるときは、交代するとか、人数を増やすとか
お母さんたちの中から知恵を持ち寄ろうという空気が出ればいいですね。

なるほど、確かにそういうメリットはありますね。
でもそうなんです、最近のつらい事故を考えると・・・
今日もお母さんたちと話していたのですが、
やはりみなさん疑問に思いながらも仕方なくやっている様子。
こういう声はどんどん上げて、みんなで考える機会を持ちたいです。

習慣だからと物言えぬ社会って変ですよね。
その変な社会を構成しているのが私たちです。
出る杭は打たれるを気にしていては何も変わりません。
与えられた仕事も適当にやり過ごしていては身に付きません。
藤吉さんのシニア世代にお手伝いしてもらうのも一案ですね。
正直、シニアは反射神経が鈍くなり記憶力も弱まります。 安全指導にはボランティアさんにお願いするのが良さそうに思います。
体力に自信のある元気なシニアさんを藤吉さん方式でボランティアして頂くことではいかがでしょう?

そうなんですよね、
その変な社会を作っているのは、私たち自身。
自分たちのために、子どもたちのために声をあげることは、決して悪いことじゃないのだけど、
どうしてもお母さんたちというのは、その場の愚痴で終わってしまうことがほとんど。
そうではなくて、変なことは変といえる空気を作っていきたいです。
やはり、藤吉さん方式で、シニアの方にがんばってもらうのがいいのかな。

山崎さんのところもそうなんですね。
やはり、全国的な話なんだなあ。
私の住んでる市も、朝の30分です。
場所交代できるのはありがたいですね。
うちの町内は、ないなあ(立つ場所が一か所しかないので)

旗当番、私たちの時代からありましたがまだ働く母より専業主婦が多かったと思います。
それが今シニアになっているわけです。
藤吉さんの提案から思うのは、まずはPTAで問題提起が出されないと進みませんよね。
次にその提案は自治会へ行って、働く母が多くなった時代の大変さを理解していただくプレゼンが必要で
そして頭を下げてシニアにお願いをしていき、自治会での話し合いがうまくいけばいいな~と思いました。

そう、働くお母さんは、そのために会社を遅刻して行く、とも聞きました。
やはり、ますは声をあげないことには始まりませんよね。
当事者であるお母さんたちが問題提起して、
そこから地域のみんなで考える。
時代はどんどん変わっているのに、こういう学校がらみのことって昭和からぜんぜん変わってない気がして。
でもそれもすべて、「昔からこうだから」と言って変えようとしてこなかった私たちの責任なんですよね。

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ABOUT US
天野智子
MJプロ/みそまるマスター/お母さん大学岡崎 代表/ 中学1年生と小学1年生の男の子2人の母です。 名古屋市出身、愛知県岡崎市在住。 旧家の農家の跡継ぎ長男の妻として敷地内同居中。 日々試行錯誤しながら、育児に奮闘しています。 育児は難しい!でも幸せ。 その間を行ったりきたり・・・な毎日です。