お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

後味の良いお節介

お母さん業界新聞・横浜版が10月に創刊します。
あまりにも時間が限られているのですが、
それでも自分のできることは全てやろう、
なるべく多くのお母さんたちに知ってもらおう、
毎日あちこちでチラシを配ったり、人に話を聞いたりしております。

時に新聞を渡そうとすると、逃げていく人や、
怪しまれる経験は、お母さん大学生あるあるです。よね?

私は東北の出身で、
近所の人は例えば名前を知らなくても顔を合わせれば話しかけるし、
「あんたどこの誰?」
と聞かれるのは日常茶飯事。
その名残か横浜に住んでいてもバス停などで人に話しかけてしまう。
それをうちの子どもたちはものすごく恥ずかしがる。
なんでかなぁ。

先日、横浜市内のある商店街へ行き、用事を済ませました。
次の予定へ向かおうとした時、
自転車の後ろの椅子に座り、
ヘルメットを被ったまま泣いている男の子がいました。
お店の前で、自転車置き場だったため、
ちょっとの買い物だからと置いていかれた様子。

たくさんの人が行き交う商店街なのに、
誰もその声に振り向く人がいない。

私は思わず男の子に声をかけてしまいました。
「泣いてるの?どうしたの?」
園服を着ていたので、これから幼稚園に行くのでしょう。
「お母さんお買い物に行っちゃったの?」
「・・・(こくりとうなずく)」
「寂しくなっちゃったの?」
「・・・(泣きながらうなずく)」
「じゃあ一緒に待ってあげるね。いい?」
「うん・・・」

朝ですが既に気温は上がっており、男の子は首から水筒を下げていたので、
それを飲むように伝えました。

しばらくすると、2歳か3歳くらいの女の子の手を引いたお母さんが近づいてきました。
怪訝な顔をされなくて良かったと思いながら、
「泣いていたので一緒に待っていました」
と伝えると、
「ありがとうございます。どうしても一緒に買い物に行かないと言い張るので、いつもなんですよ。」

きっとチョロチョロ動き回る妹を気にしながら、
お兄ちゃんの気持ちに寄り添うほどの時間や余裕がないのかもしれない。
私にも同じような経験がある。

「だから一緒に行こうって言ったじゃない!」

お母さんが自転車の男の子にそう言うと、男の子が反発しだしたので、
私が下の子を見ているのでその間にお話してねとその場を離れました。
妹ちゃんはあちこちお店の前を行ったり来たり。
なんとか注意を引いて、
お肉屋さんの前で一緒にコロッケを眺めていると、
自転車から降りたお兄ちゃんと手を繋いだお母さん。

よかった。
大変ですよね。
分かるよ、分かる。
でも頑張ってね。

そんなことしかできない。
声をかけることしか。
でもきっと、あのお母さんは、渡した新聞を読んでくれたと思う。
だって、笑顔で去っていったから。

それだけで、とても後味の良い、出会いだったなと思えるのです。

6件のコメント

わぁ、、読んでて私が助けてもらったお母さんの気持ちになり、涙が出そうでした…
そのお母さんも決して置いていきたくて、そのままお子さんを残した訳ではない。
でも周りにはそうやって放置した親と思われてるだろうなと人目も気になったと思うんです。
その辺もちゃんと汲み取って、しかも、お母さんと息子さんのやりとりの時間まで配慮する辺りさすが!!

さすが!横浜版の編集長!笑

今日の横須賀折々でも宣伝しました〜
植地さんのお知り合いの方もはるばる横浜から来てくださり、
参加したいとおっしゃってました(^ ^)
私も11日に参加予定です!
お会いできるかな〜.楽しみにしてます!

いつもありがとうございます!
お会いしましょう!!!良かった!
どなただろう・・・。私も横須賀、行きますね〜また。

でも私も、やっぱり子どもが小さなときは余裕がなかったなぁと思っています。
今は、その頃にものすごく戻りたいですけどね。

お母さんが背負っている現代の子育て事情が痛いほど伝わってきました。
私は育ちが九州、子育ては大阪でした。
娘が思春期になる頃には、大阪育ちの娘なのになぜか知らない人に私が声をかけたりするのを嫌がりました。
恥ずかしがる気持ちもわかりながら、私は時期が来たら大事なことに気がつくはずだと思っていました。
娘世代のお母さん達は、誰も声を掛け合わない世の中で四苦八苦しながら子育てをしている・・・
そこまで来てしまったからこそ、みんなが生きずらさを抱えるようになったんだと思います。

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ABOUT US
植地宏美
お母さん大学横浜支局。 お母さん業界新聞横浜版編集長(2019.10〜2021.12)。 長女21歳、長男17歳、次男15歳。 お母さん大学をものすごく、楽しんでいます。 結果、 お母さんをものすごく、楽しんでいます。