小学校6年生の時の担任の先生が、とにかく厳しかった。
特に作文に関しては、何度も何度も書き直しをさせられた。
おかげで私のクラスは、夏休みの作文コンクールで何人も入賞者となった。
あれから数十年。
その苦い経験のおかげで、文章を書くのは得意な方だと思っていた。
ところが、先日の「MJプロ養成講座」は目から鱗の連続。
詳しい内容は、ぜひ講座を受けてほしいので省略するが、
ミュートの向こうで「なるほど・・・」と一人うなり、
2人1組での取材実戦では、あたふたするばかり。
「人と話したり、文字にするのは苦手じゃないから」と、
たかをくくっていた私は、第2回、第3回の実戦で自信喪失・・・。
お母さんを笑顔にするために、どんどん面白い企画が飛び出してくる。
周りの参加者がすごく見えて、自分のアイデアや文章が小さく感じる。
なんだ、まだまだ学ぶことばかりじゃないか。
1日に9時間もパソコンの前に座りっぱなしなんて、一体どうなることやら?
そんな心配はいつの間にか消え、ほっこりしたり、涙ぐんだり、
あせったり、笑ったり、すっかり喜怒哀楽を使い切ってしまった。
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そんな長丁場を乗り切るために、数日前から息子たちには念を押しておいた。
「この日は、お母さんは朝9時から夜21時まで、ずっと勉強やけん。
きっと何もできんけん、自分のことは自分でしてね。」
忘れっぽい彼らに、それはもう、何度も、何度も。
中1の長男には「わかった、わかった」と軽くあしらわれ、
小3の次男は「ふーん」とわかったような、わかっていないような返事。
日中は野球やソフトボールの練習で1日不在なので、どっぷりと集中できたが・・・不安なのは夜。
18時からの第3回は、帰宅や夜ご飯の時間とかぶるので「早く帰ってきて〜!」とベランダに出て祈り、
帰宅後は、「やばい!時間がない!」とご飯を大急ぎで準備。
時間がなくなると気持ちの余裕もなくなってきて、すぐ鬼ババ化する私を
長男も心配して「時間ないよ!始まるよ!」とテキパキ動いてくれた。
おかげで2分前に滑り込みセーフ。
それからは、二人おとなしくご飯を食べ、それぞれ好きなことをして静かに過ごしてくれた。
なんて良い子たち・・・!
いや、単に私の機嫌が悪くなるのが面倒だっただけかもしれないけど、
それでも21時まで集中して講座に参加できたことは、本当に感謝しかない。
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講座が終わり、なんだか長男の昔を思い出したくて写真を振り返った。
最近は思春期に差し掛かり、「俺に反抗期はない気がする」と豪語する
優しい長男だが、それでも時々言い合いが増えてきた。
苦しくも楽しい時期だったな・・・と、13年前のまだまだ幼い長男を見ると寂しくなる。

ご飯は手づかみ、ぐちゃぐちゃがデフォルト。もちろん、ヨーグルトだって。

どこまで散らかるのか、観察中。

こんな顔して泣いていたんだな・・・。
あの頃には二度と戻れないけど、ペンを持って過去を書いたら
またあの時のような気持ちに戻れる気がする。
今を書くのも良いけど、時には昔も書いてみよう。
それにも気づかせてくれた「MJプロ養成講座」だった。
(福岡市/MJプロ?智原美沙)