子どもは思い通りに行動しない

4月19日、大阪府が国に3回目の緊急事態宣言の要請をした。
兵庫県と京都府はいつも大阪と連動する。
だから薄々はそうなると思ってたけど、長女2年連続、緊急事態宣言下の誕生日となりました。
しかも、誕生日の直前から入る。

いつも次女の方が甘えてるというので、昨年も言ってたけどできなかったお母さんと２人っきりデートをするはずだったんだけど、この状態じゃ落ち着いてできないということで、またまたおうち時間。

誕生日プレゼントは、それまでに出かけた都度気に入ったら買っていた物。
だから、内容は長女も知ってる、というか希望通り。

前日に、you tubeで見たのか、「お姉ちゃんにドッキリをしたい（仕掛けたい）」と言う次女。
誕生日と関係なく言ったのかもしれませんが、それならと誕生日プレゼントドッキリをしようと２人で計画。その日は、ちょっと夜更かしして、ドッキリを仕掛け、飾りを作り、飾りました。

誕生日の前日、休みだったので、もう誕生日プレゼントを渡してほしいという長女。
「いつくれるん？」という長女に、「それはさらちゃん次第やな」という私。
え、どういうことという反応の長女。
「探すっていうこと～？」と察しがいい。

でも、朝食後、探し始めちゃった。
あ、そういう意味じゃないんだけどなーと思ってたら、長女、歯磨きしてる時にカード発見したとやって来る。

（あー、そっちから見つけたか。）
と思いつつ、長女が２階に行ったら今度は、机で1枚目のカードを見つける。
メッセージの中で色を変えた字に気付き、「お」と「め」があるから、「おめでとう、になるんじゃない？」って。気付くの早っ。

そして、家じゅうの色んな所を探しに行く。
（あー、そういうことじゃないんだけど。）
と思いつつ、放っておいたら。

「あったー！！」
って、ものの10分で見つけて来たー！

母の計画、狂う。
「もう、そうじゃないねん。書いてることに従ってったら、何か見つかるねん」と言うと、「あ、そういうこと」と察して、プレゼントを返してくれる。

もう一度、同じ所に隠そうかとも思ったけど、指令に従って外に出てくれたから、チャンス。
プレゼントは改めて別の場所に隠しました。

メッセージカードの指令には、長女が普段忘れがちなことも入れてました。
顔を洗ったら、水やりしてねとか。
水やりしたら、たまにはピアノの練習もしてねとか。
新聞を取り忘れないでねとか。

でも、水やり行っては戻って来る時に、珍しく自ら新聞取って来るし、ピアノは弾いても何もないやろと指令は無視して、次のカード探しに行くわ、とにかくプレゼント探しにひた走る。

10分で見つけられてしまったプレゼントですが、仕切り直して、結局40分で探し出しました。
ここは、母が計算した時間通りに結果的にはなった訳だけど、

子どもは思い通りには行動しない！

次女は、それを見ていて、「そうなると思ったけど、それでも面白いと思った」と一言。
子どもの方が子どものことを分かってる。

子育てと同じで、母のシナリオ通りにはいかないのです。

でも、母の想定通りなのは、どっちにしても喜んでくれるってこと。

子どもは何でも喜んでくれる！

それを見るのが、母はうれしい。

午後からは作りたいと言っていたシフォンケーキを作る。
型を買ってたと知ってびっくりしてくれた。
そうです、外出できるだけ減らすのに、緊急事態宣言前に買っておいたのでした。
（昨年はなくて、紙コップで作った。）

自分の誕生日だけど、自分で作るのかと思うけど、子どもはそれが楽しい様子。

変わった色の炎のつくロウソクも買ってました。

家での誕生祝いが少しでも楽しくなるように。
緊急事態宣言下の誕生日かと不憫に思うのは親だけで、子どもは何でも楽しんでくれました。

予定通りじゃないことも楽しめるのは、子どもが笑ってるから。子どもが喜んでくれるから。

（このドッキリの仕掛けは、絵本「きょうはなんのひ？」を参考にしました。）