お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

あやとりの記憶

中3長男の家庭科の課題が1-5歳向けの玩具を作ることらしい。

何がいいかな〜と悩んでいた長男が突然言った。
「あやとり、昔よくやったよねー」

昔あそびの1つとしてあやとりが授業で出てきたらしい。

長男はあやとりの紐用に毛糸をカットして、早速やり始めた。なかなか器用にひとりあやとりをこなしていて、わたしの方がびっくり。

正直なところ、長男とあやとりをしたことは微かな記憶としてある。でも、そんなにたくさんやった覚えがなくて、長男がそこまであやとりができるとは思っていなかった。

長男にどんな時にやっていたの?と聞いてみたら、休みの日やおばあちゃんちでママとやったよねと言う。

あやとりができる頃だから、4-5歳の頃だろうか…あの頃は0歳と3歳と5歳の子育ての時期。週末も平日もワンオペで、0歳の育休明けに復職はできる自信がなかったくらい1番記憶がない頃。

でも、長男はわたしとやったことを懐かしみ、久々にやろうよ!と誘ってくれたので、2人あやとりを15分ほど楽しんだ。

小さい頃から下の子たちのお世話に追われて長男の相手があまりできていなかったことは今でも気にしているのですが、あやとりという思い出が彼の中に残っていることを知り、勝手ながらも少し救われた気になった。

ところで、弟たちはあやとりをやったことがない。やる機会がなかったのか理由はわからないけれど、きょうだい同士での遊びにはネタがたくさんあり、あやとりの出番がなかったのかもしれない。次男三男は、あやとりを見て何それ?!聞き、末っ子はあやとりは保育園で女の子がやっていたなぁ…と自分は興味なしという雰囲気。

年のギャップを感じるとどこかしら寂しげな顔の長男は、その後もしばらく1人あやとりを楽しんでいた。なぜなら、長男とあやとりを楽しむ母に「遊ぼうよ!」と弟たちから声がかかったから…

結局、今も弟たちに呼ばれてしまう状態は続くのである。

ちょっとした時間だったけど、いつも自室でゲームをしている長男とあやとりで遊べて良かったなぁとハハは思うのでした。

4件のコメント

植地さん、
本当に何が思い出として残っているのかわからないものですよね。

でも、彼なりに幼い頃の楽しい思い出はあるみたいで良かったです‼️下の子たちがいるから、長男が入院していた時も病院に長居できなくて、1人耐えてもらっていた事もありました。。

泣ける…。そうなんですよね、母にとっては、何気ない瞬間でも、こどもにとっては大切な思い出になっていることありますよね。
私も子供のころ、風邪をひいて学校を休むと、病院帰りに必ずコーヒー牛乳とポテトチップスを買ってもらっていました。
食欲がなくてもそれだけは食べたり(笑)
大人になって、いつも買ってくれてたよねっと母に話したら、全く覚えていなかった。
「風邪ひいている子にそんな消化に悪いもの買った?」と笑っていました。
母にとっては、ただ何でもなかったことなんだろうけど、嬉しかった思い出として残っています(^^
長男くんも、また大きくなって15分間ママとあやとりしたこと、大切に想ってくれているはずです。
まつりさんもココに書き残したので忘れませんね(笑)

子どもの頃の思い出をお母さんが覚えていなかったら、ガクッと来ますよね

何気ないことが記憶に残るんですね…下の子たちもきっとそうなんでしょうね。

やっぱり書き残さないと忘れちゃいそうなので、こまめに書けるようにしたい…

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ABOUT US
松本茉莉
4人の男児の母。 耳がきこえないママが地域に住むきこえる人と繋がれるようなきっかけづくりをしかけるために活動中。 また、発達障害を持つきこえる子どもを育てているきこえない親が集える場、情報交換ができる場、勉強できる場を定期的に開催中。 文字を書くことが好きなので、母親目線、当事者目線で発信していきたい。