お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

立身出世、無病息災、五穀豊穣、サルの玩具に願いを込めて

宮崎県延岡市に江戸時代から伝わる郷土玩具「のぼりざる」。

合戦の際に馬印にサルを用い、勝利した延岡藩の武士の妻たちが手内職としてつくり始めたなど、由来は諸説あるが、子どもの健康や出世のお祝いに贈られる。

張り子のサルは菖蒲絵ののぼりに下げられ、風をのぼりがはらむと竿を伝って昇る。

鯉のぼりと一緒に掲げられていたサルは、お祝いのときに舞う三番叟(さんばそう)の姿。

病や災いが去ると縁起物にも。子どもたちよ、駆け上るサルのように、高く昇れ!