お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

完璧な開店はできない! メンテナンスしながら挑む子育て

「母の日、ありがとう」。子どもたちに言われると、なんだか照れくさくて申し訳ない気持ちになります。昔、幼稚園でもらってきた私の似顔絵は、天龍源一郎さんそっくりの顎割れ(笑)。そんな「自信がないお母さん」の私を、子どもたちはいつも助けてくれます。 

「無理せんでいいよ」「修学旅行のお小遣いは俺が出すけん」「あの時つらかったけど、母さんもきつそうやったから言わんかった。今は大丈夫よ〜」なんて後から聞くと、見落としていたわが子の痛みに胸が塞がります。けれど彼らは、上の子から下の子へ、互いを支え合うチームを自分たちで紡いできてくれました。 

気がつけば子育て34年目。子どもたちができすぎていて、私は何ができているのだろうと自己肯定感が下がるほどです。

  先日、20年前にお腹にいた娘のウタがチケットを取ってくれ、子どもたち5人と、大好きなザ・クロマニヨンズのライブに行きました。

3列目!の神席で拳を突き上げ「ロックンロール!」と叫ぶ私を見て、ウタたちが「泣きそうやった」と言うのです。怖がらせたかと思いきや、「クロマニヨンズは母さんの本当の支えやったとやね。俺たちも母さん見て泣きそうやった」と笑う子どもたち。私の生きてきた時間を彼らはちゃんと見て、丸ごと理解してくれていました。

  私は一発勝負の子育てをやり、子どもたちも「一発勝負の私との時間」を一生懸命生きている。完璧な開店なんてできなくても、子どもたちはいつだって、お母さんが店を開けるのを待ってくれています。

  全員が巣立つまであと数年。いよいよ最後の義務教育の1年が始まりました。老朽化しつつある母さん業ですが、これからはちょっと「老舗感」を出しつつメンテナンスしながら、私なりの今日を、精一杯やっていこうと思うのです。

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