絵本作家・鈴木まもるさんのお話を聞いて。

8月18日、地元・香川県さぬき市にて「子ども文庫まつり」が行われました。講演会「絵本作家の鈴木まもるさんが「絵本と鳥の巣の不思議―鳥の巣が教えてくれると」と題し、2時間を超えるお話をしてくださいました。

とにかく鈴木さんのお話しが面白かったのです。

お母さんの子宮のなかで守られていた赤ちゃんが、この世に出てくるということはさぞ不安だと思うであろうこと。だからこそ、ひざの上に赤ちゃんを乗せて絵本を読んであげることが「いろんな世界があるんだよ」ということを教えてあげられる時間になる。安心させてあげられる。 

 これから生きていく自分を知る第一歩だと思う。

 安心感を得られる場所が絵本。

そう、絵本には「多様な世界がある」「多様な生き方があっていい」を伝える力がある。

だから絵本は大切なのだと鈴木さんは言います。

教科書に載っている物語は、その一部だからぜひ、実物で全部のストーリーを読んであげてほしい。

 (今流行っている)読み聞かせに“利く”絵が大きくてわかりやすい内容の絵本ももちろん良いのだけれど、じっくり“見て”響いてくるような絵本も選んでほしい。

  情報過多で、不安に駆られることも多い環境。

 こうでなきゃいけない、が多い時代。

 でもそうではなくて、いろんな子がいて、いろんな良さがある。みんな違っていい。

 子育ては、余裕をもって、見守っていい。

そんなメッセージを送りながら、鳥の巣のお話しへ………

鳥に対して、鳥の巣に対して、様々な疑問が湧いてきたという鈴木さん。

鳥の本はたくさんあるけれど、鳥の巣に関する本はなかった。

ついには鳥の巣研究家となり、世界中を旅して、鳥の巣調査へ。

鶯がホーホケキョと鳴くのはなぜでしょう。

 鳥の巣はどうやって作るのでしょう。

そんな疑問を投げかけながら、実際の、いろんな鳥の巣を見せながら、わかりやすくお話は進んでいきます。

“巣”という漢字がなぜこうなったか…のお話にはビックリ!の納得です。

鳥の巣の形は色々あるけれど、お母さんのお腹の形と似ているということを、鈴木さんはとてもわかりやすく説いてくれました。

鳥の進化のこと、人類の進化のこと。

“歴史”に思いを馳せることもできました。

ヒナは鳥の巣にいつまでもいては、食べられてしまう。

 親鳥が“巣立ちの時”を悟ると、どれほどヒナがエサを求めようとも絶対にエサをあげることはしません。

 巣から出てくる時を待っています。

  人間の子どもだっていつかは巣立っていく。

 それも忘れてはいけません。

やがて、最後のメッセージへ。

 自分の好きなことを調べるのが勉強であって、勉強することも「自分らしく生きていくこと」につながればいいと思います。

 どの仕事も、「命が育つ」につながっているんです。

 鳥の巣も、形や素材もさまざま。

自由に、みなさんらしい“巣”をつくって、楽しく生きてください。

 鈴木さんはあちこちで講演をする機会があるようです。

機会があれば、ぜひ鈴木さんのお話しを聞いてみてください。

ABOUTこの記事をかいた人

白川奈保

埼玉出身、2013年~香川へ。 日常は、介護、医療、福祉に関するフリーの物書きとオーガニックなお店の店員。 好きなもの:沖縄、南米、高校野球、音楽いろいろ。 FBでは向田奈保で検索を(^^) 物書きの仕事では、こちらの名前で書いています。 facebookでは「向田奈保」です。(仕事では旧姓使用のため)