お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

命綱

【一日お母さん大学 in 福岡キャンパスに参加して】

気が向いたときしか宿題を提出しない生徒ですが、今日は宿題提出しまーす(笑)

 

15日に開催された福岡キャンパス。

ただ一言。

あったかかったな~~~~~。。。

 

帰宅して、夜、息子たちを寝かせるときに、しみじみ思いました。

 

「あっくん。たっちゃん。

私を、『お母さん』にしてくれて、ありがとう。」

 

 

この子たちがいなかったら、私は、母であることの喜びも、苦しみも、

悩みも、葛藤も、幸せも感じることはできなかったかもしれない。

この子たちが、「お母さん大学」に出逢わせてくれた。

この子たちが、一緒に子育てする仲間に、場所に、出逢わせてくれた。

 

 

そんな想いが、胸の奥から溢れてきた夜でした。

 

私は、一番後ろの席に座っていました。
(一緒に来た友達が、ベビーカーでこどもをあやしていたので)
でも、一番後ろで良かった。

おかげで、会場全体の雰囲気や、ひとりひとりの様子がよくわかりました。

そして、授業中、時に、お母さん大学生同士で盛り上がったり、
仲間うちだけのネタで大学生だけが笑っているときに、
「あ!大学生じゃない方や、今日初めて来た方は、疎外感ないかな。
身内だけで盛り上がってないかな。」
と、内心冷や冷やしながら見ていました(笑)

 

でも、でも、そんなことを忘れるぐらい、ホントにあったか~い時間でした。

 

そう!給食の時間に流れた「あさチャン」の映像。

 

私は2年前、愛媛から福岡に引っ越してきて、友達もいなくて、

仕事もゼロから開拓している最中で、悶々とした日々を送っていました。

 

そんなとき、いつもはドタバタで忙しい朝でテレビはつけないのに、

たまたま見た「あさチャン」の放映に釘付けになりました。

 

それは、小郡で、お母さん大学生たちが、ワイワイ楽しそうに折り込みをしているところ。

 

 

「小郡???え??めっちゃ近い!!

あー、楽しそうだな~。いいな、いいな、いいな、いいなーーーーーー×100

私も、参加してみたいな~。」

 

と、指をくわえるかのように、とっても羨ましく、その画面を見ていました。

 

 

それが昨日は、お母さん大学生としてあの映像を見ることになっている不思議。

しかも、あの画面に映っていたお母さんたちと今は仲良くさせて頂き、

あの画面に映っていたみ~~んなと、いつの間にやら友達になっている。

2年前は、キラキラしている画面の向こうの、憧れのお母さんたちだったのに、

昨日は、「あ!かなみちゃんだ!なおちゃんだ!レンさんだ!」

と、みんなの名前が言えることに、とっても嬉しさを感じていました。

 

 

なんだか、と~っても不思議な気持ちで、あのVTRを見ていました。

 

必然だったんだな。

出逢うことになってたんだな。

 

今は、そう思わざるを得ない、お母さん大学生とのありがたい日々です。

 

みんなに毎日会えるわけではない。

月1回の折り込みと、このWEBと、たま~の連絡。

でも、でも、心の中には、いつもみんなの存在があって、

キツイときに「今、キツイ。こうなんだよ。」って、素直に言える。

会えなくても、「みんながいる」という安心感が、いつもある。

 

 

そう、私にとって、お母さん大学は、お母さん大学生は、

『命綱』です。

 

今、私の周りには、大変な想いをしながら、毎日生きていくだけで精一杯のお母さんたちが

数多くいます。

 

障がいのある我が子を育てるお母さん。

育児ノイローゼで命を絶ってしまったお母さん。

その、残されたこどもたちを育てるおばあちゃん。

ネグレクト寸前のご家庭。

我が子に手をかけそうになったお母さん。

必要な支援・専門機関があっても、そこに繋がらなかったり、

たとえ繋がっても、十分に機能していない実態があったり。

行政やサービスの範囲では収まらない大変さを抱えているお母さん。

理不尽なことばかりで、でも、なかなか声を上げることができず、

諦めてしまいそうになるお母さん。

 

 

そんなご家庭と関わるうち、

行政ではない、行政ではできない、私たち普通の「お母さん」だからこそできることがある、

と確信する。

 

セーフティーネットの「ネット」は、

「縦」と「横」だけではダメらしい。

斜めに張り巡らされた「ネット」が、今の時代には必要なのだと。

家族・身内が、縦横の糸ならば、

その斜めの糸は、地域・お母さん仲間・血の繋がりではない「繋がり」で

なり得るのではないだろうか。

 

命綱は、太く、そして、数多くあった方がいい。

 

そんなことを、また強く感じた今回の授業。

 

「お母さんは・・・」のお母さん大学恒例の問いに、

 

「お母さんは・・・『大好きです!』」

 

と照れながらも、胸を張って発表した、男性全労済さんスタッフの言葉に救われ、

また今日から私は、わんぱく坊主2人の母業にいそしみます。

 

 

 

 

6件のコメント

近藤さん

報告、ありがとう。

>この子たちが、「お母さん大学」に出逢わせてくれた。

だったら、あっくん。たっちゃんに、私も、お母さんと出会わせてくれて、ありがとう。です。

>「あ!大学生じゃない方や、今日初めて来た方は、疎外感ないかな。
身内だけで盛り上がってないかな。」

いいんだよ。普通の講演会ではなく、一日お母さん大学なんだから。
お母さん大学って、こんな場所だと伝えることが大事なのよ。

>そう、私にとって、お母さん大学は、お母さん大学生は、
『命綱』です。

違う、違う。
お母さん大学は、カタチがないの。
命綱は、近藤さん、あなた自身だよ。

最後の全労済のスタッフのお母さんは、大好きです。

本当にうれしかったね。

全労済さんは、お母さん大学生を増やすために、応援してくれている。
だから、伝わったんですね。

講演会で、突然、マイク回して、ごめんね。
でも、あの話は、本当に素晴らしいと、思います。

藤本さん、コメントありがとうございます。

「命綱が、私自身」

その意味を、まだまだ深く理解できないでいます。
私が誰かの、命綱になれたら・・・そうは思えますが、
私自身が命綱。

咀嚼する時間が必要です。。。

マイク振られるのは、とっても嬉しかったですよ♪
藤本さんが通報の話をされたときに、私の頭に浮かんだのは、隣のおじいちゃんだったので。
そしたら、テレパシーのように「おじいちゃんの話をして」とマイクが振られた。

うまくお伝えできずに、こちらこそすみません。
でも、色んな所で、あの話はしていきたいですね!

お母さん大学での学びと、大学生の皆さんとの出逢いは、私の財産です♡

みわちゃん、いつも心はそばに♫
みわちゃんのお母さんとして、女性として、ひとりの人間としての生き方にいつも感動しているよ☆
楽しかったね♫
あ、私もテレビ見れなかったの。
あだっちゃんと見るから、絶対持って来てね(笑)

聖子ちゃん♡ありがと!!

2日にわすれんごと持っていくね!!

聖子ちゃんらしかったよ、あの話も。記事も。

私は、母への反骨精神みたいなものがあっての入学だったけど、
どんどん、母への想いも変わっていく。

そして、学びは、一生続く。。。
ねー!!

新サイトの良さは、こんな風に記事と写真で様子がわかっていいなと思いました。

お母さん大学生だけで盛り上がっているかも…と未知のお母さんのこともしっかり配慮しようとする美和子さん。
さすがだと私は思いました。
藤本さんの言葉でみんなが「そうだそうだ」だけにならないようにと思いました。(笑)

みっこさん、ありがとうございます!
写真が綺麗に載せれるので、地域版も掲載できるようになりそうですね!
(やり方がいまいち、まだわかってないのですが)

お母さん大学生の仲の良さ・あったかさが会場を創っている雰囲気でした♪
だからこそ、お母さん大学生しか笑えない場面で、他の方の表情がついつい気になってしまう私なのでした(笑)

これを機に、お母さん大学生になってくれる方が増えたら嬉しいですね♪
やっぱり、このホームページを覗くだけではなく、実際にこうやって他の大学生の皆さんと
交流することに学びがある、と思うので。

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ABOUT US
近藤美和子
岡山県出身。大学は島根。就職は山口。結婚して愛媛へ。 2015年春に、愛媛から福岡に転居し、お母さん大学に出逢いました。 現在、小6と小3のわんぱく息子2人のお母さんをさせてもらっています。3年前から、わたし版【筑前町ゆりかご版】を書いています。 また、音楽療法士として、障がいのある子どもたちと関わる仕事をしています。 「お母さん」であることを、悩みもがきながらも、全身全力で楽しみたいと思っています! 好きなことは、自然・音楽・読書・ひとり旅・食べること・歌うこと・人と交わること・高校野球です♪