お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

米さえあれば生きていける(5月号宿題)

2年前の一斉休校、
当時小学3年生だった長男。

1日家にいて、ダラダラ好きなことばかりしていた。
別にそれも悪くはないが、
せっかくだから、なにか家事を仕込みたいと思った。

それまで特に「お手伝い」「お役目」を与えてこなかったのだが、

・・・そうだ、米の研ぎ方と炊飯器の使い方を教えよう!

わが家は農家。
米はいくらでもある。
とにかく米、何より米。
米さえあれば生きていける。

おかずは、スーパーやコンビニに行けば出来合いのものがいくらでも買える。
冷凍食品買い置きしておいたっていい。

おかずがなかったとしても、
ご飯さえ炊いてあれば、おにぎりだって作れるし、
ふりかけごはんでもお茶漬けでも構わないし、
とりあえず「おうちごはん」が賄える。

けど、ご飯がない、となると、
どうしても外食やお弁当になりがち。

だからせめて、ご飯は炊けるようになってほしい。

そう思い、研ぎ方と炊飯器の使い方を教えた。
最初は米粒をボロボロこぼすし、
ぜんぜん研げてなくて水真っ白のままだし、
見てて「ぐあーっ」とイラつくことも多々あったが、
それでも意外にすんなり習得して、
「米を炊けるようになる」ミッションはあっさりクリアした。

その後は、私が忙しい時や外出する時は、
「はるくんご飯炊いといてー」と言えばやってくれるようになり、
私としてはめちゃくちゃ助かる。

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そして今、彼がハマっていること。
それは「出汁をとる」。

昆布とかつおの一番出汁のとり方を覚えた。

さらには、もっとお手軽に出汁をとりたいと、
レンジで出来る、だしポットまで購入。

ご飯が炊けて出汁がとれるなら、
もう1人で生きていけるのではないか・・・

そして、そんな兄を見ている弟。

兄のやることはなんでも真似したがるので、
こちらは特に教えなくてもなんでも出来るようになりそうな予感。