小3の秋、成長の秋。

発達障害があり、何かと手がかかるうちの息子。

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癇癪を起こされるのがどうしても精神的に来てしまうので全てやってしまっていた私も悪かったのですが、そのせいで息子は身辺自立がほぼ出来ていませんでした。

つまり、小学3年生にして身の回りのことはほぼ補助が必要、ということ。ダメ母もいいところです(汗)

「自分でやろうね」と声をかけるとだいたい「ヤダ!!ママが!!」と大声で反発。ひどいと癇癪に発展。

でも、当然いつまでもやってあげられない。いつかは自分の事は自分で全てやらなきゃいけないんだから。それを促して道筋を作ってあげるのが親の役目じゃないか…!!と、一念発起。

まず取り掛かったのは「学校に持っていくものを準備すること」。

やはり最初は嫌がって、「ヤダ!!ママが!!」がやっぱり返ってくる。

でも私はそこで折れませんでした。

「いい？いつかは自分のことは自分でできるようにならないといけないの。大きくなって色々出来なくて困っちゃうのはりっくんだから、今のうちから頑張ろうよ」

すると、なんということでしょう!!息子の目を見てしっかり伝えると、なんと渋々自分で準備をし始めたではありませんか…!!これだけでも我が家にとっては一大事です。

しばらく経った今では「明日の準備してー」と声をかけると自ら週予定を見て、準備ができるようになりました。

今思えば、それがきっかけだったのか…程なくして1人でお風呂にも入れるようになったのです。

それまでは、体と髪の毛を洗うところまで自分で出来るようになっていたので本人に任せて親は側で見守る。ただ、シャンプーを頭からお湯を被って流すことができなかったのでそこだけ補助して、一緒にお風呂に浸かっていました(基本的に旦那が一緒に入ってくれますが、旦那の帰りが遅い時は大変お恥ずかしいのですが私が一緒に入っていました)

しかし先日、どうしても旦那も私も一緒に入れない事態になりました。

「ごめんね。今日は一緒に入れないから、1人で入ってみる？頑張れる？」そう聞くと、「やってみる!!」と元気よく返事が…!!

お風呂が沸いて、息子は1人脱衣所へ。

私は「何かあったら呼び出しボタンを押すんだよ」と伝えてキッチンで洗い物をしていましたが、内心落ち着かなくていつ呼び出しの音が鳴るかとビクビクしていました。

そして数分後、呼び出し音が鳴りました。

小走りで脱衣所に向かい、浴室のドアを開けると息子は髪の毛を洗い終え、これからシャンプーを流すところでした。

「ママ、流すのだけやって。」

うん、ここまでやれただけですごいよ…そう思いながらシャンプーを洗い流しました。

すぐに不安がるので、出るまで一緒に居たほうがいいか聞きましたが、帰ってきた返事は「1人でいいよ!!」。

もう自ら1人でやろうとしているから、ここは見守ってあげよう。そう決めてリビングで待っていると、息子は1人で湯船に入って、自分で体を拭いて、ちゃんと脱衣所でパジャマを着て、自信に満ち溢れた顔で戻ってきました。

「すごい!!よく頑張ったね!!」そう言って私は息子の頭をこれでもかというほどヨシヨシしてあげました(若干迷惑そうでしたが)。

つい前日まで補助がほとんど必要だったお風呂にほぼ1人で入ることができた…発達がゆっくりな息子にとっては身辺自立への大きな大きな一歩です。

さらに次の日には、自分でシャンプーも流せるようになり、ドライヤーまで済ませて完全に1人でお風呂に入れるようになりました。なんということでしょう…!!

こうやって、少しずつ少しずつ「できた!!」を積み重ねていく…ただでさえ不安が強くて色んなことに一歩を踏み出せない息子。頑張って自分でやろうとする姿は最高にカッコよく見えます。

これからは困ってる時に少し手を差し伸べるくらいで、自主性に任せる場面も増えてくるのかなぁ…と、ここ最近の成長ぶりに感慨深い私なのでした。

※アイキャッチ画像は本文とは全く関係ありませんが、先日2人で外食した時のものです。