お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

スマホ問題

私はスマホをまだ持っていないのは出かけることが少ないから。しかし手元ですぐに操作で来て検索できる魅力はわかっているだけにあえてパソコンだけにしています。

機械操作の仕方も年を取るほど面倒になるだろうからいつかは・・・と思いながらも。

私が気になっているのは子どもたちの世界。マスコミではその辺の情報を拾い読みして知っているつもりではあるけれど実際に現場の声を知りたくて先日講演会に出かけました。石川千明氏は元カプコン社員であり現在はソーシャルメディア研究会や京都府警察ネット安心アドバイザーなど多方面にわたって活躍中の方でした。

講演内容の始まりは今時の子育て風景から、スマホに夢中になるお母さんやベビーカーに取り付けられたタブレットを黙ってみている幼い子、0歳児とスマホの取り合いをするお父さんは笑えない話でした。そして子どもたちのライン話題です。グループチャットの内容例を出され私達にも何が問題なのかを考えるワーク形式です。そして話し合いの後にラインは文字の世界であり、今の子どもたちは空気を読むことに敏感であり文字で会話することの難しさに気づきます。「文字は国語力が問われます。」石川さんの言葉に語彙力や想像力などの貧困さがありはしないか・・・と思いました。

ラインには500人も入ることができ、中学生では30-40人くらいのグループ規模になり高校になると50人規模グループができていたりで、そこにネットいじめ問題が派生し、被害者、加害者、観衆、傍観者というグループになっていくので大事なことは傍観者グループを仲裁者グループになれるようにしていくことが大事でありそこには相談できる子どもになることが大事であるということでした。

そのために大人ができることとして

1、家庭と学校においてコミュニケーション力を磨いていくこと。学校ではピアサポート(友達サポート)を磨くということ。

2、リアルの体験活動の必要性(地域)。グループ遊びの必要性でありこれを経験できることが問題解決能力を磨くことになる。

3、子どもとの対話(家庭)。一人でネットする子どもたちはリアルの延長だと思っているのはツイッターなどSNSの世界の広がりがそうさせているので危険という認識がなくなっていることを認識し、家ではネット中心ではなくボードゲームやカードゲームなど友達や家族と一緒に楽しむ遊びを入れていくこと。

将来ロボットにとってかわられる職業というのは話題にもなっているけれど、ここでも紹介されその中に高校教師があって、その年代になればそれこそ通信教育やネット教育ができるからというもので、人間でないと駄目なのはやはり人生の初期の段階ですと念押されたのが、前記の3つのことをいかに大事にしながら育てていくかということでした。

2件のコメント

こちらの記事にコメントしたいと思いつつ、だいぶ経ってしまいました。
私も娘にスマホを見せることがゼロではないのですが、自分が時々スマホ中毒な気がしてまずいなと思うので、娘の写真や動画を確認する時以外見せないようにしてはいます。
まわりのお母さんは、似たような人・待ち時間のみ使わせている人・ベビーカー乗せたときに持たせていた人など様々です。
まわりの視線を気にして静かにさせるのに使わざるを得ないと思っているお母さんは多そうです。
リアルなちょっとした遊びで乗り切りたいと思いますし、絵本講師の勉強の時もこうした危機的状況をなんとかしたいなと思いました。
それから親から離れていく時期がこわいと思っています。
価値観が本当に多様化していて、一筋縄では解決できないから難しいです。

その時代に組み込まれていくシステムですから完全に避けることはできません。
だからこそそこには大人の忍耐と知恵が必要になってくるのです。
新しいものはすぐに飛びつかないことというのは私の信念ですが、専門家がすべて正しいわけでもないというのも踏まえながらも耳を傾けるのです。
赤ちゃんのまっさらな脳に何を最初の大事な段階に入力するのか・・・
それがスマホであってはそこから闘いが始まってしまうという今までになかったことの問題です。
アナログ経験をしっかりしたその先にデジタル経験の順番だけは忘れたくないことだなと思いました。
うまく活用する知恵をデジタル時代には求められていると思います。
そしてそこにはたゆまぬ母と子の信頼関係をどのように作っていくかの要があるのです。

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池田美智子
読書が好き、人間が好き、孤独も大事、真善美を考える日々。 旅をすると予習復習で楽しさががらりと変わることを実感し、 70歳になると、努力することの必要性を日増しに実感し、 やる気元気の素を探すようになりました。 今のところその素は、お母さん大学と学びの研修と訓練です。 令和元年、初孫誕生でパワー再燃中