お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

読解力は言われ続けて来た

最近目にした子どもの読解力低下・・・

そこには文章を読みながら想像する力がないと意味が読み取れないはずである。

想像する力は幼いころからの体験と結びつくのだから、体験とは思考と行動あってのこと。

この問題は時代変遷による悩みでもある。

戦後世代は貧しくて受け身の姿勢では生きていけなかった時代であったのが、高度成長期とともにテレビが普及するにつれ、テレビっ子という言葉とともに大人たちは我が子のテレビ漬けに頭を悩ました。

そのころから読書習慣がなくなったことを言われ出し、我が子の時代にはそこにゲームが入ってきて更に本を読まない子問題が広がって行った気がする。

先日の記事で水上勉先生のブンナの話を書いた時、確かに当時の親たちで読書週間のある人が少ないと思っていたこと、読書での想像力をつける問題が代々低下していることは間違いないと思った。

今ではそこにパソコン、携帯動画などが加わり長時間がそこで使われるとしたら・・・である。

これからの時代人工知能ロボットが仕事をする分野が増えていくからこそ、人間がロボットとの違いを磨くのは想像力の分野である。コミュニケーションは一歩通行の会話をしていたらその能力は育たない。

ロボットの大量のデータでタイプを見つけ出すことでは人間はかなわない。

だから知識を知恵に変える能力をつけるために、受け身から能動の方向へシフトし人間関係能力をつけるために異年齢との付き合いを目指し、人間力をつけることが大事だと思う。

昨今の国の指導者たちを見て、嘘つき合戦、責任転嫁合戦を見るにつけ文科省が道徳教育に評価をする問題を思いながら、彼らにこそそれを提案したいと思った。

 

4件のコメント

自分は動画やゲームが大好きですが
本を読んで物語を想像するわくわく感も大好きです。
幼い頃からの絵本の読み聞かせ、本当に大事なんですね。これからも続けていきます。
親も子供も異なる年齢のふれあいがある、折り込みおしゃべり会は貴重で大切なものなんだと再確認しました。
本当にありがたいです。

反応してくれてありがとうございます。(笑)
私は読書の楽しみを味わったからこそ、どこに出かけるにも本を1冊入れていきます。
待ち時間や電車内などで読むのも有効利用時間なのですが、今ではほとんどの人がスマホに変わりましたよね。
両方の良さを味わうことができる人は問題ないと思います。
ですが、読書よりスマホの世界に取り込まれると・・・が気になるところです。
子どもたちは早期にその世界に入ることで、スマホでポイント稼ぎの小遣い稼ぎをしていて小学生に増えてきていると
いう記事を見てショックでした。

スマホついつい見ちゃいます…
子どもには、どの子にもできたら小学校高学年か中学くらいまでスマホは少し見たことある、くらいになってほしいと心から思っています。
スマホやタブレットはテレビに比べ、さらに小さくて意識が集中し過ぎる、頭は空っぽ、という感覚が自分でもたまにこわいので…
今日久しぶりに真面目な、30年近く前に書かれた本を読み始めたら面白いとともに、普段全然頭使ってないと感じました(>_<)

スマホの話も娘の話題に出ましたよ。
「私が親だったら早くにスマホは与えない」のだそうです。
「勉強させる親にはならない。本人がその気にならない限りは無理なこと。」大器晩成を口にしていた娘の言葉です。
林先生も言いますね。「勉強が嫌いだった親から勉強が好きな子にはならない」やっぱりキーワードは「好き」ですね。

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池田美智子
読書が好き、人間が好き、孤独も大事、真善美を考える日々。 旅をすると予習復習で楽しさががらりと変わることを実感し、 70歳になると、努力することの必要性を日増しに実感し、 やる気元気の素を探すようになりました。 今のところその素は、お母さん大学と学びの研修と訓練です。 令和元年、初孫誕生でパワー再燃中