体験って個人差が出るものだと改めて今回の地震体験で思いました。
ネット情報の速さはすごいものがあると同時に、そこは個人体験であるということを忘れてはいけません。
ヘリコプターや救急車の音が鳴り響くのを聞きながら、テレビでは続々と情報が流れていきます。
震源地に近いところに住んでいる私は、幸いほとんど無傷に近い状態であり水、電気、ガスにも困ったと
思わずに済んでいます。
ところがテレビなどで映し出されるのは、一番目立って損傷を起こした場所。
夜が来るのを恐れて避難する住民が果たしてどれほどなんだろうか・・・と思っていました。
市内の小中学校などが避難場所となって、給水案内も放送されました。
そしてテレビでは私の住んでいる地域の小学校がうつされて、一度避難訓練を経験した場所。
やはりそこに避難してきた住民がいて、やっと恵まれた自分の今を再認識もしたのです。
阪神大震災以後に建てた家であり、柱など補強はしていたことによる少しの安心。
地盤も田んぼに建てられたわけではなかった場所。
毎日が日曜日の二人暮らしで、通勤などに縁がなかったこと。
電車に閉じ込められたままの映像をこれまでもテレビで見ていましたが、今回我が家の目の前で約5,6時間も
止まったままの乗客の様子を時々見ながら心が痛みました。
何とかならないものか・・・という気持ちで自分の中が騒ぐのですが、素人の出る幕ではありません。
スマホをいじっていた人がだんだん疲れたか、電磁切れになったかで座席に座った人はまだいいものの
立っていた人の姿が見えないのは恐らく地面に座り込んだのでしょうか。
トイレはどうしたんだろう・・・喉が渇いた人や気分の悪くなった人はどうしただろう・・・
電車が動き出したときに本当にほっとしました。
娘からは私が知る前に情報を与えられ、息子にも状況を伝えていて夜になって電話がかかってきました。
?知らない番号だなと思いながら出ると息子であり、この電話番号は知らなかったのだと今頃気がついた次第。
娘から母と息子ののんきさに呆れられ、裏を返せば娘がしっかりしていることに甘えていたのだということです。
詐欺にあわないように気を引き締めます。
ブロック塀の問題はまだ少しも解決されていないのだということですから、そばを通る時には日ごろから
意識する必要があるなと思いました。
心配をしてくださる皆様にお礼の気持ちとして私は大丈夫ですをお伝えします。
ありがとうございました。
2018.06.19 母ゴコロ365 池田美智子
私は大丈夫です

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ABOUTこの記事をかいた人

読書が好き、人間が好き、孤独も大事、真善美を考える日々。
旅をすると予習復習で楽しさががらりと変わることを実感し、
60代後半になると、努力することの必要性を実感し、
やる気元気の素を探すようになりました。
今のところその素は、お母さん大学とコーラスです。
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