お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

第三の波

年に1度のリサイクル図書がパソコン室には山積みされていた。
断捨離しながらもこんなふうに本は持ち込まれて来る。
そして孫がいる間、隙間時間にはとにかく読みたいと少しずつこの読書時間を
意識して読み進めていた、しかも分厚い1冊。

666ページという分厚さはそうそう読めるものではないけれど、アルビン トフラーという名前に見覚えがあってもらい受けた1冊。

1970年代にかかれた未来の衝撃のライターであり、それを数年前にやはりリサイクル図書で読んで衝撃を受けた著者である。

そして今度は1980年にだされてミリオンセラーになったということすら知らずにいたけれど、やはり目次を見ながら驚愕。

この時指摘された第3の時代が今まさにコロナによって決定づけられたという衝撃を感じたからだ。

大雑把に言えば人類が狩猟から農耕社会を手に入れた頃が土地の重要さに気がついた第1時代。

産業革命がおきて大量生産が実現し高度成長という世界を手にすることができた国が金を手にして、豊かさと思い込んだのが第2時代。

そしてここからが衝撃であるが、1970年の頃にはすでに今の時代の始まりとの闘いが始まっていたこと。

インターネットの世界は家で仕事をする時代になるのだと予見されている。
満員電車にのって一等地の高いビルでの仕事は減る時代が来ると。

第1の時代の家内工業のような働き方が戻って来る可能性があると。

まさに今、そのような時代にコロナがいやがおうでも働き方を変えさせているではないかと衝撃を受けた。

大きなぶつかり合いは避けられない人間社会である。

競争社会に慣らされてきた価値観が変えられるチャンス到来と思いたい。

4件のコメント

私は教育の中で社会の動きやこどもの変化を感じて生きてきました。
大量生産にあった教育は息詰まっている子供達を感じながら、大人が変われない姿に疲労しながら
とりあえず我が子と私に共感できる仲間との間で子育てするしかありませんでした。
フインランドやオランダなどはとっくに個別授業を取り入れながら、こどもが学ぶことを保障した教育だなと
うらやましく思っていましたが、コロナでそのチャンスが来たと私は思いました。
先生もこどもと一緒に学ぶ姿勢を手に入れてほしいと思います。

タイトルからして、気になるタイトルですね。
今のどうなるか分からない時代、コロナが流行り出した頃は特に不安で、こういう情報を知りたいと思っていました。
私も、頭になかなか入って来ない…と思いつつ、人類の歴史を振り返って書かれてる「サピエンス全史」(ユヴァル・ノア・ハラリ著)を亀のスピードで読んでいます。頭に入り出すと面白いです。
私が子ども時代の1970年代にもうインターネットで仕事をすることが予見されていたんですね!ひえー。
新しい時代が来て、逆に昔のような時代が戻って来るというのも分かる気がします。もっと地域でのつながりが求められるようになる気もします。

戸崎さん
休校の時にオンライン対話授業を親子で経験されたようでしたね。
日本人は対話が訓練されていません。
それは日本人だけで成り立っていた時代の産物であり、相手に伝える言葉の獲得ができずに
長いこと学校教育が一斉授業をしてきた一つの問題点だと思います。
日本のネット事情の遅れが今回露呈したわけで、それならば私たちは個人レベルからでも頑張って
対話を見につける術を獲得したいですね。

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池田美智子
読書が好き、人間が好き、孤独も大事、真善美を考える日々。 旅をすると予習復習で楽しさががらりと変わることを実感し、 70歳になると、努力することの必要性を日増しに実感し、 やる気元気の素を探すようになりました。 今のところその素は、お母さん大学と学びの研修と訓練です。 令和元年、初孫誕生でパワー再燃中