母と娘の手作り絵本

断捨離の中から出てきた傑作です。

昭和62年12月24日、娘6歳。

この日は幼稚園を休んで退屈そうにしていたことから思いついた絵本作り。

物語はあるお母さんから聞いた実際の亀の出来事を思い出し

折り紙と文は私、絵は娘が描きました。

高槻の郡家小学校と言う裏側に今城塚古墳と言うところがあります。

昔の天皇の墓と言われています。その中に池がいくつかあります。

春になるとジョギングをしている人、犬の散歩をしている人、時々変態な人もやってくるから気をつけなくてはいけません。色んな人がやってきます。

つゆの頃になると━

池にザリガニをつりにくる子どもたちが多くにぎやかになってきます。

 

ある日、まさのり君がザリガニをつっていると

カメが池から出てきました。

まさのり君は可愛いなあと思い

家にもって帰り水そうでかうことにしました。

やがて夏になり

今城塚にはセミがミ~ンミ~ンとうるさくないています。

秋になるとバッタ、トンボ、カマキリなど秋の虫たちがいっぱい。

子どもたちは又虫とりにやってきます。どんぐりひろいもします。

秋も深まりまさのり君の家ではカメのことが心配になってきました。

冬ごもりのさせ方がわからないのでペットショップできいてみました。すると係のおじさんが「家で冬ごもりをさせるのはムリですよ。池に返してやった方がいいでしょう。」と言われたのです。

せっかく大事に育ててきたのに・・・

まさのり君はすぐには承知できませんでした。

「エサをやったり水をかえてやったり、きれいにそうじをしたりして今日まで育ててきたのにだれもぼくの気持ちなんかわかってくれない!」と叫んでしまったのです。

その時そばでお母さんが「まさのり、カメさんはどんなきもちだろうね・・・」と言ったのです。

まさのり君はカメをじっとみつめてしばらく考えていました。

「ぼく池に返しにいってくる!」といってカメを水そうからとり出し     カメといろんな話をしながら・・・今城塚にやってきました。

 

池のそばにそっとはなしてやると                     カメはしばらくじっとうしろをふり返りまさのり君をみていました。・・・

そしてゆっくりと池の中へ入っていきました。

今は冬  今城塚はシ~ンと静かです。

来年の春になったら・・・

 

2 件のコメント

  • みっこさん

    素敵な宝物を見つけましたね。
    わが子との素晴らしい合作。

    高槻の四季の様子もわかりました。

    亀がまさのり君との別れを寂しかっているところ、たまりません。

    これは、池田家のお宝。

    私も、孫と絵本、つくってみようかな?

  • ありがとうございます。
    今城塚古墳は継体天皇陵だと言われながら認定されないために、その後発掘作業が行われ今では古墳公園になり
    きれいに整地され市民の憩いの場所になりました。
    子どもたちの冒険場所ではなくなり周辺も様変わりしてしまいました。
    このカメ物語があって2,3年後に我が家のカメリンも拾ってきて以来、冬眠にチャレンジしてカメの生態を知りました。
    ビデオ電話でこの絵本を読み、実物を見せると孫は見入っていました。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    池田美智子

    読書が好き、人間が好き、孤独も大事、真善美を考える日々。 旅をすると予習復習で楽しさががらりと変わることを実感し、 60代後半になると、努力することの必要性を実感し、 やる気元気の素を探すようになりました。 今のところその素は、お母さん大学とコーラスです。 令和元年、初孫誕生でパワー再燃中