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内密出産を考える

内密出産制度を導入する熊本市西区の慈恵病院で、未成年の女性が匿名のまま出産した。
国内初の「内密出産」になる可能性があるという。

いわゆる「赤ちゃんポスト」と言われる、
「こうのとりのゆりかご」を運営している病院。

このニュースを見て、ずっとモヤモヤしている。

その1つ目は、
「法整備が追いついていない」
という点。

慈恵病院は、
2007年から「こうのとりのゆりかご」の運用を開始し、
2019年に内密出産制度の導入を公表した。

こうのとりのゆりかごの運用開始当初からずっと、賛否両論があった。
そして今回の内密出産についてもさまざまな意見があるようだが、
私はまず、何よりも、母子の安全が確保されたことが本当に良かったと思った。

妊娠を誰にも言えず、一人で抱えて、
あの耐え難い苦痛を一人で耐えて出産し、その後悲しい結果になる・・・

妊娠出産を経験している母親なら、
それがどれだけ辛いことかわかるはずだ。

まず、母子の健康を守る、
尊い赤ちゃんの命を守る、
そのためのセーフティーネットとして、
慈恵病院の取り組みは、無くてはならないものだし、
この期に及んで「伝統的な家族観が崩れる」とか言って法整備に難色を示している一部の保守派に対しては、ため息しか出ない。

命より大切なものはない。
失われなくていいはずの命が、
大人たちの体裁によって消されてしまうのは、
いち母親として本当に辛いし納得がいかない。

そしてモヤモヤのもう一点は、
そもそも論として、なんでこういう制度が必要になるのか、ということ。

望まない妊娠はなぜ起きるのか。

全ての赤ちゃんが望まれて生まれてくるなら、
そもそも内密出産制度もこうのとりのゆりかごも必要ないはず。
出産後遺棄して逮捕される女性もいなくなるはず。

妊娠は、女性一人では成立しない。

その至極当たり前のことが、世の中の判断基準から抜け落ちているような気がしてならない。

なぜ女性が一人で苦しんで抱え込まないといけないのか。

なぜ女性だけが逮捕されるのか。

相手がわからないはずはない。
今の技術ならすぐに見つけられるはずだ。

なのにそれをせずに、
女性だけが重い十字架を背負わされる現状。

避妊薬やアフターピルとかの承認がなかなか進まないのもそう。

結局のところ、男性目線で世の中が決められ回っているのだと痛感させられる。

女性が、母親が、どんどん声を上げなくてはいけないと、そういうところからも強く思う。

私たちの娘や孫世代にまで、
この十字架を背負わせる可能性を残してしまうのか、
今はまさに過渡期だと感じる。

私には息子が二人いる。
母親として、女性として、
まずはわが子たちに、きちんと教えること。
命の大切さ、重み。
望まれて愛されて生まれてきたからこそ、今こうして笑っていられること。
それが叶わなかった命が少なからずあるということ。
そういう命を生み出してはいけないこと。

今回慈恵病院で生まれた赤ちゃんが、
誰の手で育てられることになろうとも、
幸せに、愛されて、すくすく育つことを心から願う。

藤本さんが5年前にアップしていた記事を見つけました。
↓↓↓
赤ちゃんポストの慈恵病院で「内密出産制度」の導入を検討中。

9件のコメント

このニュース。私も色々考えさせられた。
そーなの。
難しい問題云々並べるよりもさ、
赤ちゃんとお母さんが無事に出産を迎えたことに喜びたい!!!
ちゃんと安全に生む選択をしたお母さん、本当にお疲れ様でした!!
産んでくれてありがとう!!

だよね!!もうそれしかない!

それしかない!
それこそ一番喜ばれるべきことで、尊重されることなのに、
それがされない状況があるということ自体、おかしいってことに、世の中が気づかないといけない!
自分はなぜ今こうして生きていられるのか、
それを全ての人が自覚できていたら、こんなおかしなことにはならないはずなのに。

色々考えさせられます。
欲しくても出来ない人も居て、望まない妊娠する人もいる。けどまた赤ちゃんポストに預けられる人は素晴らしいと思う。
そこにも行けない妊婦いると思うから色々考えないと行けない事とは思う

そうだよね、
赤ちゃんポストや内密出産にたどり着けた人はまだよくて、
そこにたどり着けずに悲しいことになる女性がたくさんいるはず。
だから、全ての人がちゃんと考えないといけないし、
早くどうにかしないといけない問題だと思う。

元をだぐり寄せていかれましたね。

男性中心社会が根強くて、問題解決になかなか進まないものを感じているのが私達女性かな。

声を出す、諦めない、つながりあいながら勇気と元気に変えていくことを
これからも続けていくことかな~

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ABOUT US
天野智子
MJプロ/みそまるマスター/お母さん大学岡崎 代表/ 中学1年生と小学1年生の男の子2人の母です。 名古屋市出身、愛知県岡崎市在住。 旧家の農家の跡継ぎ長男の妻として敷地内同居中。 日々試行錯誤しながら、育児に奮闘しています。 育児は難しい!でも幸せ。 その間を行ったりきたり・・・な毎日です。