お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

母だけの進級式

4/7(木)午前中は始業式。
午後から中学校の進級式。

この春に9年くらいの計画を経て、我が家の学区に公立の小中一貫校ができた。
今まで通っていた小学校は閉校し、駅を挟んで反対側にあった小学校とその裏にあった空き地を開拓して建設した学校。

新しい学校まで4年生になった三男を送って行ったあとは、午後からの進級式(小中一貫校だから中学校入学とは言わず、7年生進級式)に備えて、わたしは淡々と準備。次男には12時半には出るからねとだけ伝える。

出発時間が迫ってくるけれど、一向に着替える気配がない次男。

「今、12時だからね。」「12時15分よ」と時間だけは伝えながら、そっと様子見。

『時間になっても着替えない姿勢=行かない』
ということで、書類提出のためにわたしは出発。

通学路を歩く親子連れを眺めつつ学校へ向かう。校門付近では記念写真を撮る親子さん、お友達同士、立ち話をしている親御さんたち。

気持ちが揺さぶられそうになりながらも書類を提出して、一度は門を出て帰るつもりだった。
遠くから記念に看板だけ撮る姿は明らかに挙動不審だっただろう。

でも引き返して、「親だけでも参加していいですか?」と聞いてみた。

新しい学校。
どんな体育館なのか、どんな雰囲気なのか、担任の先生はどんな方なのか、色々知りたかったから。次男に少しでも伝えられたらいいなと思ったから。

わたし、頑張っちゃってるかも…と思いながらも、やらなくて後悔するくらいならやってしまった方がいいと振り切った。

進級式で自然と涙が溢れる。進級式で涙する人なんていないよね…と1人ツッコミを入れながらも、何で、ウルウルを飛び越えて、いきなりストンと涙が出るんだろう。。

2年前、長男の中学校入学式の時はコロナで保護者の出席は叶わず。小学校の卒業式も無理だった。
今年。保護者の出席は叶ったけれど、本人がいない。

イレギュラーなことばかりだなと思うと、この先どんなことが起きても動じなくなるだろうな。

夜、夫とその日にあったことを淡々と話した。
進級式の2日前に校長先生と学年主任の先生と面談した時も進級式当日に時間を頂いて担任の先生と話した時も涙がホロリとこぼれてしまったことは敢えて言わなかったけど、『ママは次男の話になると泣くから…』と言われて、責められた気がした。

勝手に涙がこぼれちゃうんだけど、受け入れられていないからなのかな…
学校に行ってほしいのかな…
泣いたらダメなのかな…

何だかよくわからなくなってきたけれど、
新しい学校での生活になった長男も次男も三男も
年中になった四男も進級おめでとう。

※アイキャッチは進級式の帰りに買った花束。

8件のコメント

前回の卒業式の記事ももう一度読み返して、まつりさんの気持ちが伝わってウルウルしてしまいました。
進級式に一人で参加したまつりさん、すごいです。
きっと、その時の母の思いが、次男くんに伝わる日がくるんでしょうね。
お疲れ様でした。ゆっくりご褒美タイムとってください!

脇門さん、一緒にウルウルしてくれてありがとうございます。
次男に伝わる日が来るといいなぁって思います。
でも、伝わらなくてもいいかなとも思います。

ご褒美タイム、何しましょ?
今はまだ保育園の送り→三男の送り(往復1時間)→仕事へGO→保育園のお迎え…の日々なので、
落ち着いたらご褒美タイムをとりたいなと思います!!!

泣いちゃいますよね。
学校いかなくても大丈夫だよ、なんて言っても、やっぱり行ってもらいたい。
それは、ずっとなくならない葛藤だと私は思うんです。

本当はちょっとだけ、行きたい気持ちが次男くんにはあって、それがまつりさんに伝わっているのではないか。
そんな気もします。

だって、やっぱり、心配だもの。
子どもに笑っていてもらいたいもんね。

進級式、おめでとうございます!
みんな、新生活ですね!

植地さん、
毎日お昼ご飯を考えなきゃいけないことに疲れてきたので、給食のある(小中一貫校になったので、7年~9年生も給食があるんです!!!)学校に行ってほしい気持ちが勝っているんだと思います。。
それだけではないのですが、結局家で1人でさみしくご飯を食べたり、1人で過ごしているので、なんだか私が申し訳ない気持ちになっちゃって。。

行きたい気持ちがあるんでしょうかね。。どうなんだろう。。

僕は昼間できるからゲームやっていいよって、朝や夜に弟たちに譲っている姿を見て、なんか複雑なんですよね~

私が小学生だったころ、学級崩壊をしているクラスに行きたくなくて、仮病で保健室登校をしては、摩擦で体温計をごまかして祖母に迎えに来てもらっていました。
不登校とはまた違いますが、毎日のように迎えに来る祖母はどんな気持ちだったのだろうかと、今になって申し訳ない気持ちが出てきます。

次男さんが今どんな気持ちでいるのかは分からないですが、いつか今の松本さんの気持ちを推し量るときが来るのではないでしょうか。
少なくとも、私は松本さんの行動は素敵だと思います!気持ちは吐き出せる場所で発散しましょう!

青柳さん、
コメントをありがとうございます。
大人になって子どもの頃を振り返って感じることってありますよね。
そうなってくれることを少しだけ期待して、今できることをやるほうがいいのでしょうね。
当時のおばあさまのように、ひたすらと。

余談ですが、我が家の三男も「レオ」といいます。その三男を連れてお母さん大学に行ったことがあったのか、記憶にないのですが、三男の話になって青柳さんと同じ名前だと盛り上がったことを思い出しました。

無理やり引っ張っていくでもなく、でも時間を伝え、チャンスやきっかけになるようにたくさん種を蒔いているまつりさん。
私もこども園行かないーと泣く長男とわんわん泣いた朝もありました。
年齢は違えど、悩み何度も泣き、大きなモヤモヤを抱え本当に辛かったです。
声を掛けたいし、話もしたいけど、話にならない時だってあるある。
寄り添いたいし待ちたいけれど、忍耐力の限界はいきなりやってきて、ぷつん!と切れることもあります。涙がでますよね。
それでも何か出来ないか、考えて行動するまつりさんが素敵です。
いつか次男くんが行きたいかも。って思った時に安心する情報をいくつも備えているまつり母さんは最強ですね!!!!

岸さん

ピタッと学校に行かなくなった日の前日に、嫌がる次男を無理やり学校に連れて行ったんです。
それを機に無理に引っ張ることは辞めたんです。すっごく後悔しているからです。
無理やり連れて行かなければ2・3日休んだのちにもしかしたら行っていたかもしれないからです。

でも、相手の様子をうかがっていては私が負けてしまうので、自分のことに集中して淡々とこなし、次男に実況中継ををする作戦に出ました。

先生にもすこーしだけ種まきをしてきました。親だけでなく、先生からの肥料(アクション)もいただけるといいんですけれど。

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松本茉莉
4人の男児の母。 耳がきこえないママが地域に住むきこえる人と繋がれるようなきっかけづくりをしかけるために活動中。 また、発達障害を持つきこえる子どもを育てているきこえない親が集える場、情報交換ができる場、勉強できる場を定期的に開催中。 文字を書くことが好きなので、母親目線、当事者目線で発信していきたい。