お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

母というものは、ほんまやっかいな生きもの

母というものは
ほんま、やっかいな生きもの
ぐんぐん成長していくわが子にドキドキ
応援したいと思いながらも
世間が思う「いいお母さん」に翻弄される
弱い生きもの

罪悪感と戦いながら、日々に追われ
「だいじょうぶ」とかみしめながらわが子と向き合う
いや、ちゃんと向き合えたのかわからない
どれが正解だったのかわからない
違う道もあったかもしれない

わが子と一緒にいられるのは長い人生の中でほんの少し
それでも一瞬一瞬を心と体が覚えている
それが母が生きる力になる

母というものは
弱いけど、わが子の成長とともに
どんどんたくましくなる生きもの

ふりまわしたこと
ふりまわされたこと
どっちが多かったんだろう

理不尽におこったこと
わが子の気もちをおしはかれたこと
どっちが多かったんだろう

いや、断然、あやまることばかり
ごめんね
ありがとう

わが子に寄りかかりたくない
でも心配したい
わが子の背中をそっと押す風となって届いたらよしとしよう

わが子をこの世に産み出したことを誇り
出会えた縁をありがたく
母は母の人生を
探り探り歩んでいこう

母というものは
ほんまに
なさけない
しょうもない
やっかいな
愛すべき生きもの

同じようなやっかいな母たちへ
一緒に歩んでいこう