お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

混迷の時代にこそ 母のカンを生かして

私の周りには妊活中の友人が6人もいます。

20、30代と猛烈に働き、先に妊娠した仲間の仕事を肩代わりし続け、今になって「母になることがこんなに難しいとは!」と思いながらも、新しい家族を夢見ています。

そんなみんなに、どんな形であれコウノトリが来てくれることを願ってやみません。

それほどまでに子どもを望む理由には、母の存在が。

それぞれにある母と子のストーリー。お母さんは100%愛情でできていて、離れていても子どもの病気を察するなど動物的カンでさぐりを入れてくる。

的中率はエスパー以上! 世界情勢はわからなくても、子どもを守る気合と本能で正解を生み出す。そんな母親から受け継いだバトンを渡せる子どもが、欲しくなるのではないでしょうか。

私の祖母は、満州からの引き揚げ者です。40キロにも満たない小さな体にありったけのお札を巻き付け、3歳と1歳の娘、知り合いの3歳の女の子を連れて日本に戻りました。

祖母の予想通り、ほかの人は乗船前に金品没収される中、祖母は腹巻貯金で難を逃れ、糊口をしのぐことができたそうです。

目まぐるしい変化の中、〝母や祖母ならどう考えるか〟と意識する機会が増えました。混迷の時代に突入した今だからこそ、一番頼りになるのは「お母さんのカン」。

今こそお母さんたちが活躍すべき時だと思います。

日刊現代 記者  岩渕景子