お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

絵本を通して親子を笑顔に えほん箱

『 いろってなあに?』

さく・え:アリス&マーティン・プロベンセン
やく:こみやゆう
アノニマ・スタジオ/1980円

 ダイナミックな絵と多くの名詞が並び、想像力が掻き立てられる色のお話。世界はたくさんの色でできている。食べ物、花、動物…身の回りがいかに豊かな色彩で満ちているかに気づく。シンプルなやりとりでテンポよく読み進め、「赤は愛の色」が印象的。親子で「これは何色?」と会話を広げながら楽しみ、色への感性を育める。(松山美奈)

『はじめての せかいでいちばん
うつくしいげんそずかん』

著:セオドア・グレイ
監修:若林文高 訳:武井摩利
創元社/1100円

 

 サイエンスファンに大人気の本が幼児向けの絵本になった。理科が苦手になった中学時代、その後も科学とは無縁だったが「炭素」「酸素」「水素」など、元素は身近な生活の中にあるとわかり、元素の美しさと神秘にふれ、長年のしこりがとれたようにワクワク!私のようなお母さん、子どもと一緒に科学を楽しみましょう。(宇賀佐智子)

 

 『 とととおっとっと』

文:谷川俊太郎
絵:小林和子
さ・え・ら書房/1282円

文字だけでは、聞いただけでは勘違いしてしまう同音異義語を並べた言葉遊びの絵本。1つ目の「ことりにえをやる」「ことりのえをかく」の、最初の「え」が「餌」だとわかるのに時間がかかってしまった。意味を超えて、言葉に内在する楽しさやリズムを発掘する谷川俊太郎さんの世界に、親子でどっぷりはまってください。(青柳真美)

『 どうぶつABCえほん』

文:安江リエ
絵:降矢なな
のら書店/1650円

 高校時代の英語科恩師が娘にプレゼントしてくれた思い出の一冊。2歳の時、自分のイニシャルから順にアルファベットを覚えていった。発音はわからなくとも興味を持ったページをじっくり眺めていた娘。学校でローマ字を習い外国語学習も始まった今。改めて親子でゆったりとユーモア溢れる文と絵を味わうことにしたい。(田久保薫子)

『ともちゃんとうし』

作:市川朔久子
絵:おくやまゆか
岩崎書店/1540円

 学校に行きたくないと泣くともちゃんの前に現れた一風変わった大きなうし。ともちゃんはどこにいくのかな、不思議なことが起こるのかな、と焦って読むとリズムが合わない。ゆっくり読んでこそ話の魅力が味わえる。読み終えて見やる道の向こう、春の憂鬱を抱えながら歩くわが子の前にうしがひょっこり現れる気がした。(江崎香保里)

お母さん業界新聞4月号 えほん箱