お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

絵本を通して親子を笑顔に えほん箱

『にじ』

文・写真・絵:荒木健太郎
金の星社
1540円

娘が初めて見つけた虹は自転車の反射板だった。空の虹を見て驚く顔を今も覚えている。喜びが疑問に変わった時、理科が苦手な私にもこの本はやさしく仕組みを教えてくれた。母になって湧いた科学への好奇心。美しい写真や絵とともに、親子で「なぜ?」を深めていく時間は、何より豊かで愛おしい。(江崎香保里)

『ふるかな ふるかな?』

作:キム・ジョンソン
訳:せなあいこ
評論社/1980円


雨を待ちわびる女の子とわんちゃん。念願叶って雨と全身で遊ぶ様子が眩しい。「子どもの頃はこんな風に雨を楽しんでいたっけ」と、かつての無敵感を思い出す。きっと出番を待つ傘や長靴もうずうずしていたに違いない。ラストシーンから、さらに新しいお話が生まれる予感。おうちで物語の続きを紡いでほしい。        (宇賀佐智子)

『あめのひ』

作・絵:サム・アッシャー
訳:吉上恭太
徳間書店/1760円


今すぐ外に飛び出したい子どもと、「雨がやんだらね」となだめるおじいちゃん。静かな時間から物語は一気にめくるめく世界へ。雨遊びを敬遠しがちな大人も、キラキラした光景に「楽しまなきゃもったいない」と背中を押される。洗練されたやさしい絵と文に、乾きがちな感性が刺激される。雨の日が待ち遠しくなる一冊。          (福成秀美)

『なんていいひ』

文:リチャード・ジャクソン
絵:スージー・リー
訳:東直子 小学館/1980円

大人になれば悩みなんてなくなると思っていた。けれど親になり、子どもの成長とともに、心が雨模様になる日もある。この本の子どもたちは、雨には雨の、晴れには晴れの過ごし方を知っている。どんな時でも「なんていいひ」と思えたらいいな。悩み多き大人にこそ、子どもたちの無垢で愛らしい感性が救いとして届くはずだ。(田久保薫子)

『ちへいせんのみえるところ』

作:長新太
絵本塾出版
1980円


地平線って何だろう? 想像力をかき立てられ、親子でドキドキが止まらない。「でました。」の合図で現れるナンセンスなものたちに笑い、驚く。いくつになっても空想を広げる時間は豊かで大切なものだ。娘と読み手を交代しながら、自分たちなりの「でました!」を演じ分けて、ページをめくるワクワクを味わいたい。     (安藤裕子)

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