お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

お買い物ごっこで、娘が選んだものは

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保育園へお迎えに行くと、娘が教室から走り出てきた。
いつも以上に笑顔がはじけている。

片手には、中身のぎっしり詰まった紙袋。
首には、厚紙でできた何かを下げている。

保育園のお買い物ごっこの日だった。

0歳から年長さんまでが参加する行事で、
娘たちはお客さん役として、
お兄ちゃんお姉ちゃんたちのお店で、買い物をしたのだそう。

首に下げていたのは、厚紙のお財布で、
紙袋の中身は、娘が選んで買ってきた品物だった。

帰り道、紙袋の中を見せてもらった。
子どもたちの手づくりの品々が、出てくる出てくる…

めがね、万華鏡、指人形、カレーライス、フライドポテト、
お弁当、焼きいも、苺パフェ、卵のお寿司、ぶどうジュース…。

色紙やお菓子の空き箱を使って、とてもよくできている。

それにしても、こんなに買ったの??
しかも食べものばっかり!

食いしん坊め……

でも、、、、あれ?
卵のお寿司、あんまり好きじゃなかったよね?

聞いてみると、
「パパ、おすし好きだからね!」と娘は答えた。

そうか、パパのために買ってきてくれたのね!
「帰ったらいっしょに食べようねー!」
と言いながら、娘は満足げに紙袋を揺らして歩く。

自分のために自由に使えるお金だったのに、
家族3人分の食べものを買ってきてくれたんだね。

ふと、買い物中の娘の姿を想像してみる。
お店にずらりと並ぶ商品を見て、わくわく心踊ったのかな。
選ぶのにちょっと悩んだりしたのかな。

お財布からお金を払うとき、
年上のお友だちに手伝ってもらったりしたのかな。
大人みたいに買い物ができること、どんなに誇らしい気分だったんだろう。

その姿を見ることができなかったことが、ちょっぴり悔しい。

でももし、私がそばにいたら、
あれこれと、手出し口出ししてしまったに違いない。
娘が一人で買ってきたことに、ものすごーーく意味がある。

春には3歳。
私とは違う、娘の世界がちゃんとある。

ちなみに、娘にも、ママもお買い物行きたかったな~と言ってみた。

すると、
「ママが、子どもになったらね!」と返ってきた。笑

(お母さん記者/笹部侑紀子

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編集部 青柳 真美お母さん大学本部
お母さん大学事務局兼お母さん業界新聞本部編集部。お母さん業界新聞編集チーフ。みそまるマスター。みそソムリエ。宅地建物取引士。仕事は、お母さんを笑顔にすることと、味噌を伝えること。具体的には、編集・企画・営業・イベント…。家族と仕事以外に、人生に欠かせないもの…車/映画/本/旅/甘いもの。息子(30歳)、孫2人。