お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

小4虐待死事件に思う。ただわが子の笑顔を守るだけでいいのに…

千葉県野田市の小学4年、栗原心愛さん(10)が自宅で死亡し、
父親が逮捕された。

「父親に暴力を受けている」「先生、どうにかできませんか」と学校に訴えたアンケートを、
市の教育委員会が、栗原容疑者に渡していたことが問題になっているが、
その行為が、心愛さんにどう響くのか、市の担当者も容易に想像できるはず…。

父親が校長に対し、
女児に関する情報開示などを約束させる「念書」を書かせていたという。

愚かという言葉しかない。

心愛さんの「助けて!」という言葉は、誰にも届かなかった。

が、このニュースを聞いて
ずっとひっかかっていた。

一番傍にいたはずの、母親は、
なぜ、わが子を守らなかったのか。
わが子のためなら、命も惜しくないと思うのが、母親ではないか。

学校や教育委員会では、子どもは守れない。
唯一、心愛さんを守れるのは、お母さんだけなのに…。
どんなことだってできたはず。

お母さんは、どんな状況でも、わが子を守る。
それが、母の宿命…。
そんなシナリオも、この社会には通用しないのか。

消えてしまったお母さんの心。
自然な親子のカタチはどこに?

今日、母親が逮捕されたというニュースが…。

もう一人、幼い妹(1歳)がいる。

天国にいる心愛さんは、
妹が寂しくないかと思っているだろう。

残っているのは、心愛さんの笑顔の写真と「直筆」だけ…。

ペンを持った心愛さんの思いは、誰にも届かなかった。

心愛さん、ごめんね。
天国で安らかに…。

~人間社会のすべてのバランスがおかしくなっている。
せめて、母の領域だけは残したい~

2件のコメント

悲しい事件がまた起きましたね。
一番の被害者 心愛ちゃんの必死の思いが軽んじられてしまった学校関係者。父親の威圧に負けたのでしょうか、それとも責任逃れ。
私は、学校側にかなりの責任があると思っています。 母親もすでに夫の暴力の被害者で有れば 自分はおろか子どもも守りきれなかったのでしょう。弱い母と責めるのは簡単ですが、それ程に父親の暴力の威圧は強く 周りの助けを求めることもできなかったと推察されます。 逮捕された母親も、自殺念慮が有った事と 一番状況を知る立場だったから 保護して捜査を深めようとしていると思いたいです。
夫の暴力から逃げる方法など絵空事である事が未だに社会の中に現存する事が問題なのです。
相談所やシェルターはあるものの、そこへたどり着くまでに多くのエネルギーと抵抗力が必要です。
夫が社会でどんな立場にあろうと 暴力で家庭を支配した瞬間から恐怖の日々が始まります。
強気をくじき弱きを助ける精神も家庭の中では通用しないから問題なのです。
男尊女卑が許容される社会を何としても変えなくてはなりません。暴力は悪なのです。
家庭に、第三者の風が必要です。そして、先ずは女子どもの弱き立場を守る社会や制度は必要と思われます。

大人社会が子どもを守れなくなっていることを、この事件で感じて心が痛みました。
親が子どもを躾と称して痛めつけるのは今に始まったことではありません。
何が違うかと言えば、まだそこには少しの隙間関係はあったのだと思います。
親だけでなく、祖父母や親せき、隣近所などの第3者の入り込む余地があったからです。
それが全く入り込む隙間がなくなった今の親子関係は一歩間違えば・・・の事態になるってこと。
こんな社会を作ってしまったのは私達の世代の責任もあるのです。
だからこそ、子育ては仲間がいることが大事だよと折に触れ言い続けていきましょう。

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藤本 裕子
株式会社お母さん業界新聞社 代表 お母さん大学 学長 お母さん業界新聞 編集長 娘3人、孫4人 大好きなもの:TUBE・温泉・ビール