お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

4歳でも一人の”人”として 理由をしっかりと 説明するように心がけています

コロナ自粛中ですが、お出かけ大好き家族です。特に乗り物好きな息子は、バスや電車、新幹線など長時間移動も大喜び。最近は、夫に教わったレースゲームで高速道路やサーキットを走るなど、自分の世界をどんどん広げています。

 凝り性の夫は、庭を芝生にしようと計画し、土壌改良からの工程を自分で行っています。ダンプカーを借りて何トンもの土を運んできたときはびっくりしましたが、息子は大興奮。スコップを手に肥料を混ぜる作業を手伝っていました。夫の楽しみは、時に家族を巻き込んで、皆の楽しみにもなっています。

 また夫婦の息抜きとして、ピアノの連弾をすることも。すると息子も横にぴったりと張り付いて参加してきます。息子が不協和音を奏でるわけですが、なぜかそれも心地よく感じられるから不思議です。

 子育てを振り返ると、陣痛が始まってから43 時間という、かなりの時間をかけて生まれてきた息子。そこからのマイペースは4歳の今も変わらず、そんな息子のペースに合わせてばかりもいられないので

やきもきしますが、普段から理由をしっかり説明すること、膝の上に乗せて話を聞く時間をつくることで、なんとかバランスを保っています。

 幸いにも、家事・育児に積極的な夫。子育てに自信を失いがちな私にも、いつも大らかに接してくれるので、とても助かっています。

 静岡市駿河区に住んでいます。桜や菜の花を愛でながら散歩したり、サワガニやカブトムシをつかまえたり。楽しく自然にふれ、息子を豊かに成長させてくれるこのまちが大好きです。

 徳願寺は落ち着いた禅寺です。静岡の街や海が見渡せるこの場所、新幹線や車が行き交う様子も眺められるので、息子もお気に入りです。
話/鈴木裕美子さん

(お母さん業界新聞静岡版 2020年10月号 日日是母日)

【撮影ご家族】
鈴木佑亮さん、裕美子さん、智也くん(4歳)

【撮影場所】
静岡市駿河区「徳願寺」

【表紙の撮影を終えて】
「リラックスムードの中、自然体の写真を撮っていただきました」と母・裕美子さん。「見晴らし台から落ちないか、池に落ちないかとヒヤヒヤしながらシャッターを切った。智也くんの動きに翻弄される両親の様子がとても幸せそうで印象的だった」と、カメラマン。普段から遊び慣れている場所とあって、智也くん、遊びたい気持ちがはやります。カメラマンはわずかなタイミングを狙っての撮影で、いつもとはまた違った表紙写真になりました。    (田村)