お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

こうしてもらえて、本当によかった!〜うつうつお母ちゃんの産後道Vol.8~

私が友人や同僚から、助けられたものを4つご紹介します。

産前・産後うつの友人とどうつきあったらよいかわからないという方の、
参考になればと思います。

昼食につきあってもらった
とにかく一人でいる時間が意味もなく恐怖。
週1、2回、3人の友人に交互にお願いして、
お互いの自宅で一緒に昼食をとってもらった。

 

仕事を続けた
「仕事は続けた方がよい」と心療内科で言われ、
臨月前ギリギリまで働きました。
仕事内容も完全にはずされるのではなく、
必要に応じて変更し負担を軽くしてもらいました。
おかげで余計なことを考える時間が少なくてすんだし、
復職時もこの経験がわずかな自信となりました。

差し入れをいただいた
いろんな方から、その日食べるものが困らないくらい、
差し入れをいただいた。本当に助けられました。

変わらず接してもらった
いつもと変わらず私を受け止め、見守ってくれた。
「私、大丈夫?」という質問にも「大丈夫」と答え、
たくさんのプラスの言葉をくれた。

そのときは、何かしてもらっても、芳しい反応を返すことができません。
頭の中に渦巻くマイナス思考が笑顔を妨げます。

でも本当はうれしいし、
明るく接することができない自分を、
悔やむこともありました。

あくまでも私のケースですが、
快復したら皆笑い話の種になりますから。

どうぞあきらめず、
気長におつきあいをしていただけたらと思います。

つづく

文・写真 マザージャーナリスト大坪香織

お母さん業界新聞ちっご版Vol.53(2019年7月号)掲載
うつうつお母ちゃんの産後道Vol.8

うつうつお母ちゃんの産後道Vol.1「大丈夫じゃなくても大丈夫!」
うつうつお母ちゃんの産後道Vol.2「娘はかわいいけれど」
うつうつお母ちゃんの産後道Vol.3「肥だめに身を投げる状態」
うつうつお母ちゃんの産後道Vol.4「ちゃんと育児に戻るため」
うつうつお母ちゃんの産後道Vol.5「回復していく道のりの中で」
うつうつお母ちゃんの産後道Vol.6「不安を取り除けるのは自分だけ」
うつうつお母ちゃんの産後道Vol.7「地域医療の連携で支えてもらった命」
うつうつお母ちゃんの産後道Vol.8「こうしてもらえて、本当によかった!」
うつうつお母ちゃんの産後道Vol.9「暇にしないことが命をつなげた」
うつうつお母ちゃんの産後道Vol.10「産婦人科、心療内科、助産師さんの連携のおかげで」
うつうつお母ちゃんの産後道Vol.11「育児は迷惑をかけながらやろう」
うつうつお母ちゃんの産後道Vol.12「産前・産後うつのあなたと、ご家族の皆さんへ」

2020年度「うつうつお母ちゃんの座談会」
産前・産後うつ経験者の大坪香織さんが話し手の当事者同士の会なので安心してご参加ください。

他、オンラインでも開催しています。詳細は随時更新中。
★2020年9月30日オンライン座談会 イベントページ

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ABOUT US
池田彩お母さん大学福岡支局長
お母さん大学福岡(ちっご)支局長/元お母さん業界新聞ちっご版編集長。長女が1歳の頃にお母さん大学に出会いマザージャーナリストに。ペンを持ったことで視点が変化し、「お母さんになれてよかった!」と心から感じる。久留米で活動をスタートして13年。現在は、久留米市合川町の「松葉荘」で居場所づくりをしながら、九州中のお母さんにお母さん業界新聞を届けようと奮闘中。3児(中3、小6、小2)の母/MJプロ/みそまるマスター/みそソムリエ